たとえば、締切がある仕事や、学校の課題は提出しないといけないという気持ちも手伝って、ギリギリ駆け込みをしてでもなんとか終わらせることができます。 でも、特に誰に言われたわけでもない、自主的な勉強はどうでしょう? 「この夏、これをやりきるぞ!」と意気込んで計画を立てても結局計画倒れ……。 なんて経験、ありませんか? 今回は、そんな自主勉強のための、計画の立て方をご紹介します。
なぜ計画倒れになってしまうのか
①はりきりすぎる 4月病って御存じですか? 大学生の間ではよく知られている4月病。新学期が始まると急にやる気が高まり、今期こそは勉強する!とはりきって履修登録をしまくってしまう、という症状のことを言います。 自主勉強の計画を立てる段階は、まさにこの4月病に近い精神状態。 「学校で出された以外の課題を自主的にやるというのはなんだかすごいぞ!やってやるぞ!」というやる気に満ち溢れます。その結果、到底達成困難な張り切りまくり計画を立ててしまうのです。
②何も起こらないことを前提にしてしまう 勉強の計画を立てる時、最初からスケジュールに入っている予定のことは意識できるものです。 この日はおばあちゃん家に行くから勉強はできなそうだ、と前日多めにやるように予定を立てたりします。 けれど、いつ来るかわからない用事を想定して計画を立てられていますか? 12時から勉強の予定にしていたら、昼から急に友達が遊びに来るかもしれません。 こうした予定していなかった出来事に、「スケジュール通り行かなくなっちゃった!」と憤慨するような事態を避けるため、予定はあらかじめ何か起こっても達成可能なように臨機応変な形で立てておく必要があります。
達成のための計画の立て方
私自身は見通しが甘い計画下手。 でもある時、計画上手な友人に教えられて、前よりも達成可能な計画が立てられるようになりました。 その方法は、シンプルですが実践しやすい方法です。
①3日分の計画を立てる ②その計画の内容を1週間に分配する
この2ステップで完了します。 なんて単純な!!と思うかもしれませんが、この方法、かなり効果的です。 自分が「やりたい量」と「実際にやれる量」とには差があります。 大体張り切り計画を立てた時の達成率は多くて6割位。その、「やりたい」と「やれる」の差を見事に埋めてくれるのがこの方法です。 しかも嬉しいのは、自主勉強するぞ!と張り切っている自分のやる気は、①の段階まで持っていていいということ。 計画は達成可能かをまず考えなきゃ、と最初からストッパーをかけてしまうと、1日の分量がすごく少なくなってしまったり、やる気がしぼんでしまうことにもつながります。 3日分の計画を立てる時ははりきりモードでいいんだ!と考えられれば、やる気にあふれた、その日のテンションで計画を立て始めても怖くありません。 そのあとで、機械的に7日間にその計画を分割してしまえばいいのですから。
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いかがでしたか? 自主勉強の計画を達成するのって本当に難しいですよね。厳密にはやらなくてもいいし、いつまでかかるかわかんないしと思ってしまうといつのまにか逃げて漫画を読んでいたり……。 でもこの計画法なら、基本無理なく済ませられるので、先にやっちゃおう!という気持ちになれます。 私自身、教わって実践した時、本当に計画って達成できることがあるのか!と感動したこの方法(恥ずかしい……。)、ぜひ試してもらいたいです。 また、この方法でなくとも、周りに計画を立てるのが上手な人がいれば、その人の方法をマネしてみるのも手かもしれません。
参考サイト @Lifeclip 「目標達成率を70%上げるための逆算思考法」 四月病とは

