世の中にはいろんな考え方の人がいます。 それはとてもすばらしいことなのですが、中には、その考え方のせいで自分に余計なストレスをかけてしまっている人も。この中に自分に当てはまるものがあった方は要注意です。
完璧思考
完璧思考というのは、「~すべき」とか「~せねばならない」と考えてしまう思考のことです。 このような思考の人は、自分をついつい追い込んでしまったり、また、失敗を極度に恐れてなかなか新しいことへチャレンジできないタイプの人が多いです。 また、やっかいなことに、この完璧思考は几帳面で真面目な性格の多い、日本人によく見られるそうです。 この思考の人はまず、なにかをしなければならない、と思うのをやめてみましょう。また、今までは「あの人全然しっかりしてないな……」と心の中で思っていたような人に積極的にコンタクトをとってみましょう。そうすることで、完璧じゃなくても大丈夫なんだ、という考えもあることを知ることが出来ます。脳や体に完璧でなければいけない!というストレスをかけ続けていては、自分が楽しくないばかりか、体調にも支障をきたしてしまいますよ。
拡大・過小評価思考
これも真面目な人に多いタイプの思考法です。まず、拡大解釈は、ネガティブな面ばかりにスポットを当ててしまい、物事を前向きにとらえることがなかなかできません。そして、過小評価はどれだけほめられても自分を認めてあげることが出来ません。 このような思考は、往々にして「他人」と比べることから生じてきます。あの人のほうがわたしよりこれだけすごい、あの人の方がこんな風に褒められている、あの人のほうが……と自分と他人を際限なく比較してしまうことで、自分を認められないのです。
あの人の方が英語が得意だ、あの人の方が上司に好かれている。そう思って自分は無能だと思ってしまっていませんか?確かにその人は、あなたより英語ができるかもしれないし、上司はその人を気に入っているかもしれません。でも、あなたの方が勝っていることだってたくさんあるはずです。
1人1人得意不得意は違います。そうやって自分にできること、何かで負けてもほかで勝てることに目を向けることで、私はこの拡大・過小評価思考を脱却することが出来ました。
ネガティブ思考
ネガティブ思考の人には特徴があります。それは、そのネガティブなイメージをすでに幼少期の頃に持ってしまっているということです。 人は「人生脚本」というものを持っています。それは、例えば幼少期に周りから愛されて育てば「私の人生、人に愛されながら生きていくんだわ」と思うようになり、周りからあまり愛されずに、もっと言えば虐待などを受けて育てば「私の人生何をやってもうまくいかないんだ……」と思うようになってしまうというものです。 これのおそろしいところは、この脚本が無意識化にあり、普段はこのように明確に意識できないということです。そのため、とっさになんとなくネガティブなほうを選択してしまったり、うまくいかなかったらすぐあきらめてしまったりするのです。 ですが、人間には、この人生脚本に対抗するため「対抗脚本」というものを書く能力があります。うまくいかない人は、その対抗脚本で「人から愛されるために努力しよう。みんなが認めてくれるように勉強を頑張ろう」と決意するのです。 しかし、残念なことに、この人生脚本に打ち勝ち、本当に自分が生きたいように生きていいる人は全世界でも1パーセントしかいないそうです。そうはいってもたった一度きりの自分の人生、自分が望むように生きられるように、対抗脚本を書き続けるしかないようです。
*** どうでしたか?当てはまるものはありましたか? 私自身②拡大・過小評価思考をしてしまっていましたが、考え方は変えられるもの。今日から、今この瞬間から考え方を変えてみてくださいね。
(参考) Direct Comminucation|コミュニケーションは心から⑥~べき思考に注意!~ nanapi|拡大解釈と過小評価の思考から抜け出す方法 恋愛心理☆結婚の悩み|人生脚本★人は脚本通りの人生を生きるのです!