勉強しても不安が消えない?大丈夫、不安は脳の栄養源なんです。

勉強していないから「不安」。 これは原因がはっきりしています。 勉強しましょう。

でも、一生懸命勉強しているのに「不安」だという人もいると思います。 私もそうでした。 頑張って勉強したはずなのに、翌日の試験が不安でなかなか眠れないということは何度もありました。

「不安」を感じている受験生にお伝えしたいことがあります。 それは、「不安は脳にとっての栄養源になる」ということです。

 

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badge_Columns_100“快楽細胞”ドーパミンニューロン

ケンブリッジ大学のシュルツ博士の研究を見てみましょう。 シュルツ博士はサルの神経の反応を調べ、「ドーパミンニューロン」と呼ばれる神経細胞を発見しました。 ドーパミンニューロンは、快楽を生み出す細胞です。 「集中力」や「やる気」を維持するのに重要な働きをしています。

博士が実験したことを簡潔にまとめると、次のようになります。

1:サルに餌を与える直前に光で合図を出す こうすることで、サルは光が餌をもらえる合図であることを知ります。

2:合図の意味を知ったサルに意地悪をする どのような意地悪をするのかというと、光の合図を出したあとの餌を出す確率を変えるのです。 確率が100%だったら、光の合図のあとに必ず餌が出ます。 確率が0%だったら、光の合図があっても餌は出ません。

では、確率が何%のときにドーパミンニューロンの活動は最大になったでしょうか。 正解は、50%です。 これは、餌がもらえる確率ももらえない確率も50%のときに、脳は最も快楽を感じたということです。

 

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決まりきった将来では、脳は活性化されません。 将来がどうなるかわからないからこそ、脳は活性化するのです。

試験でどんな問題が出るかわからなくて不安に感じている人。 実力が充分に発揮されるかわからなくて不安に感じている人。 大丈夫です。 そんなときにこそ、脳は活性化されています。

不安を感じていることで自己嫌悪に陥る必要はありません。 脳は、不安を楽しむようにできているのです。

参考文献 池谷裕二、2010年『脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?―』新潮文庫


東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程。ノートルダム清心高校卒業。大学ではセクシュアリティについて勉強している。忍者が好き。服のセンスとユーモアのセンスがほしい。

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