東大生が教える。勉強がきらいな人のための「ちらっと予習法」

studentin lernt für eine prüfung

皆さんは、勉強がお好きですか?わりとたくさんの人が、あまり好きではないのではないでしょうか。実は、勉強がきらいな人にこそおすすめしたい勉強法があります。

それは「ちらっと予習」。勉強が嫌いなのに予習なんか絶対に続かない!と思われたかもしれませんね。 でも、予習こそ最も効率的、つまり最も時間あたりの効果の高い勉強法なんです。少ない勉強時間で最大の効果をあげていきましょう!

今回は、勉強嫌いにこそおすすめしたい予習についてのお話です。

badge_columns_1001711予習は、パラパラと流し読みをするだけでいい

予習と聞くと、前日から問題を解いて、みっちりと教科書を読まないといけない、というイメージがあるかもしれません。

でも、予習の段階で、そんな準備をする必要は全然ありません。ただでさえめんどくさいのに、そんなの続きませんよね……。

むしろ、その日の朝の電車で教科書をパラパラと読むだけでいいんです。 授業前の休み時間でも構いません。 1回2回、軽く流し読みして、「ん?」と立ち止ったところに、印をササッとつけていきます。 肩の力を抜いて、つまみ食いしておく感覚です。「こそ勉」ならぬ「ちら勉」です。

これだけでものすごい効果がでます。

Student at home

badge_columns_1001711予習のメリット

上に書いた通り、こんな軽い準備で、授業をより「濃く」受けることができます。 では、予習することのメリットをお話しします。

1.目的意識が生まれる 予習しないで授業を受けると、漫然と聞いてしまって、頭に全然残らなかった、ということはありませんか? これは、授業中にどんなことが話されるかが分かっていない状態で授業に臨むから。

授業前に教科書を読んでおけば、「分からなかったところ」が、事前にはっきりと分かります。 だから、「今日の授業では、その部分は特に集中して聞こう」というように、目的意識をもって聞くことができます。

2.理解が深くなる 事前に分からなかったところを意識して聞いても、授業中に理解できるとは限りません。 そんなときに先生に質問すると思いますが、予習をしていれば、質問のクオリティも上がります。

以前、StudyHackerでは、「いい質問」のための3ステップを紹介しました。 (「何がわからないのかわからない」を克服する3つのステップ

いい質問とは、「自分の分からないところを、明確に相手に伝えられる」質問です。

予習していないと、「先生、ここが分かりません」としか言えないことが多くなってしまいます。 それに対して、予習していれば、「予習段階で分からなかったところが、先生の説明を聞いてもなぜ理解できなかったのか(どこでつまづいているのか)」が把握できているので、的を射たいい質問ができます。 そうすれば、先生も、分かりやすく説明してくれ、理解が深まるはずです。

*** いかがでしょうか? ほんの数分でササッと読むだけで、その日の授業をもっと有意義なものにすることができます。 皆さんも、ぜひ実践してみてください。


東京大学文科二類所属。明星高等学校卒業。東京でも大阪弁を貫く決意で日々を送っている。現在は、有名フリーペーパー制作にかかわり、多くの企業の協賛を獲得している。

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