デキる人が “当たり前に” やっている4つの習慣。結局は「やるか」「やらないか」が明暗を分ける。

仕事で成功を収めた “デキる人たち” の習慣、気になりますよね。彼らは、普段から何か特別な行ないをしているのでしょうか?

もちろん、成功の陰に、私たちの想像が及ばない多大な努力があったことは言うまでもないでしょう。しかし、少しだけ次元を下げて調べてみると、日々のちょっとした習慣もまた大切であることがわかりました。「やるか」「やらないか」の些細な違いが、明暗を大きく分ける一因になっているかもしれませんよ。デキる人になるための4つの大切な習慣をご紹介しましょう。

1. 本を読む、そして行動に移す

高年収者には読書家が多い——どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。「Business Management Degree」のリサーチによれば、1日30分以上読書をしている人は、年収16万ドル以上の層では88%もいたのに対し、年収3万ドル以下の層ではたったの2%しかいなかったのだそう。仕事で成功を収めるためには、やはり最低限、知識を積極的に獲得するための習慣を持てているかどうかが大切であるようです。

しかし、その知識が “宝の持ち腐れ” になってしまうのは、少しもったいないですよね。成功者がすすんで読書をするのも、ただ知識を得るためというよりは、自分の仕事や日々の行動に活かせるヒントを探しているというのが本質であるはず。読書を実践に結びつけるために、何かいい方法はあるのでしょうか?

元マッキンゼー社員で、現在は経営コンサルティング業を行なっている赤羽雄二氏は、著書『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"』(SBクリエイティブ)で自身の読書スタイルを紹介しています。それによれば、赤羽氏は「“なるほど!” と思った箇所」「“うまい表現だ!” と感じた箇所」「ほかでは見ない、洞察力が知恵がある内容だと思った箇所」に蛍光ペンで線を引いているのだそう。また、読了後すぐに本の感想を書き記しているのだといいます。

これは、いわば「攻めの読書」です。読書で一番もったいないのは、せっかく時間を費やしたにもかかわらず、本が “読みっぱなし” になってしまうこと。本の内容をただ受動的に受け入れるのではなく、自ら考えながら読み進めたり、本からの学びを何かに書くなどアウトプットしたりすることは、読書を実践に結びつけるための第一歩になりますよ

2. 朝活を行なう

ビズリーチがサイト会員を対象に実施したアンケート調査によると、年収1,000万円以上のビジネスパーソンのおよそ6割が、始業前に勉強や運動、仕事の準備、読書といった「朝活」を現在行なっている、あるいは過去に行なっていた経験があると答えたのだそう。成功者には朝活をしている人が多い——これもどこかで耳にしたことがあるかもしれませんが、おおむね事実と言えそうです。

例えば、皆さんは「丸の内朝大学」をご存じでしょうか。これは、ビジネスパーソンを対象に、丸の内や大手町周辺で朝時間に講座を開催している市民大学。ダイエットやヨガといったエクササイズをはじめ、料理や文化論といった多彩な講座が実施されています。

もちろん、上記のようなセミナーなどを活用しなくても、朝活を行なうことは可能です。睡眠環境プランナーの三橋美穂氏によると、朝活は「好きなことをするのが一番」なのだそう。晴れた日に外をウォーキングすれば、日光を浴びて身体が活動モードになりますし、カーテンを開けて太陽の光を浴びながら部屋の掃除を行なえば、目覚めを促す物質「セロトニン」が脳から分泌されて覚醒効果が期待できます。

特に平日は出勤ギリギリまで寝ていたいものですが……睡魔に負けず “余裕を持った朝” を過ごすことが、日中の仕事を効率よく進めるための秘策なのです

3. 休日を無為に過ごさない

投資家ムーギー・キム氏が手がけた『最強の働き方―世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』によれば、高収入を得るビジネスパーソンの休日の過ごし方には2つの特徴があるのだそう。

一流の人は、なんといっても「家族へのコミット」も一流だ。私が見てきた世界中の一流の人は、誰もが「休日は家族と過ごす時間」と強く決めていた。

(引用元:東洋経済オンライン|休日にバレる「仕事も人生も二流の人」の末路

ムーギー・キム氏によれば、一流は仕事の基盤である家庭を大切にしているのだといいます。仮に平日は残業や出張などで家族との時間を充分に確保できなかったとしても、休日に関しては、家族と過ごす時間を多く割り当てる人が多いのだそう。家族は、仕事の疲れを癒してくれる大切な存在です。家族の温かい笑顔こそが最良の癒しであることを把握しているからこそ、一流は家族サービスを積極的に行なうのでしょう。

もうひとつの特徴は、「自分に合ったストレス解消法がある」ということ。特に世界に目を向けてみれば、スカイダイビングやスキューバダイビングなど、ダイナミックな趣味を休日に行なう一流ビジネスパーソンも決して少なくはありません。平日は過酷な労働環境に身を置いている彼らは、蓄積するストレスを一気に解消する方法を知っているのです。

もちろん、これらをいきなり実践するには難しいはず。しかし、普段なにかとストレスが溜まり気味であれば、休日はぜひ新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。例えばジョギングを始めたら、仕事のための体力が増加するかもしれませんし、ジョギング仲間ができて新たな交友関係が生まれる可能性もあります。何事も、まずは始めてみるのが肝心です。

4. 飲みの席で、お世話になっている人に感謝の気持ちを伝える

休日前夜には同僚や友だちと深夜までお酒を飲み、休日は昼まで眠る……誰でもやりがちな行動パターンですよね。しかし、現在は営業コンサルタントとして活躍する菊原智明氏は、住宅メーカーのトップ営業マンだった時代、飲みに行く際に心がけていたことがあったのだそう。

「(中略)そのときに重要なのが、お世話になっている人を誘い、感謝の意を伝えることです」 「私の場合は、営業活動を助けれくれるスタッフ、仕事のフォローをしてくれた部下、工事をしてくれる下請け業者の方などでした。営業マンのみならずとも、会社員であれば誰しもが、自分以外の誰かに支えられて仕事をしていると思います。それを当たり前だと思ってしまった人間には、明るい未来はないのではないでしょうか」

(引用元:furi−kake by doda|デキる社会人は休日の過ごし方が違う! トップ営業マンが実践する4つの習慣

日本の社会において、宴席は大切なコミュニケーションの場となっています。だからこそ、気心の知れた仲間うちで楽しむためだけに使うのはもったいないもの。時には、普段から自分を支えてくれている人たちを誘い、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。週明けからの自分自身の仕事が、もっともっとスムーズに進むようになりますよ

*** 本の読み方を変える、朝や休日の過ごし方を変える、飲みの場をうまく活用する……。デキる人にならい、普段の何かを少しだけ変えてみましょう。みなさんの仕事や人生が、少しずつ少しずつ良くなっていくはずです。

(参考) Business Management Degree|HABITS OF THE WORLD’S WEALTHIEST PEOPLE 赤羽雄二 (2016),『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書”』,SBクリエイティブ. BIZREACH |平均年収1000万円強のビジネスパーソン アンケート調査:「朝活」経験者6割、「朝型」が「夜型」を上回る、平均睡眠:5時間44分 丸の内朝大学 フミナーズ|【朝活】一流ビジネスパーソンになるためのマイ働き方改革 東洋経済オンライン|休日にバレる「仕事も人生も二流の人」の末路 furi−kake by doda|デキる社会人は休日の過ごし方が違う! トップ営業マンが実践する4つの習慣

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