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会議で発言したいことがあるのに、周りの目が気になって縮こまってしまったり、やってほしいことがあるのに、断られるのが怖くて結局自分で何もかもやってしまう。自己主張が苦手だといろいろな場面で苦労しますよね。
今回は自己主張と、その中でも最も伝えにくいとされる要望を伝えることについて考えていきます。

badge_columns_1001711日本人は要望を伝えるのが苦手

一般的に日本人は外国人と比べ、主張を伝えることが苦手だといわれています。こういった話はみなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 海外の研究では、根強く残る儒教の教えがこのような日本人の性質を作ったのではないかと考察されています。相手の気持ちを察し、望む行動をササッととれる人にはやはり憧れますよね。しかし残念ながら、現代社会は空気を察するだけでうまくいくほど簡単ではありません。会議など、仕事には自分の主張や要望を伝えなくてはならない場面が数多く存在します。そんなときに役立つのが、アサーションです。

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badge_columns_1001711アサーションとは

アサーションとは欧米で考案された、人との間に波風立てない主張のことです。

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。

引用元(コトバンク|人事労務用語辞典の解説 アサーション

アサーションを表現できる度合いをアサーション度といいます。自分のアサーション度は、日本・精神技術研究所が製作した「アサーション度チェックリスト」によって調べることができますよ。20個の質問に「はい」か「いいえ」で回答し、「いいえ」の個数からアサーション度のチェックができるんです。自分のアサーション度を調べてみたいという方は、3番目の参考サイトに載っているアサーション度のチェックリストをご覧ください。「はい」で回答した項目が10個以上ある場合は平均以上のアサーション度なのだそうですよ。また、チェックリストで「いいえ」と解答した項目はアサーションを表現できていない部分であり、これからのコミュニケーションで注意すべき点です。

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badge_columns_1001711DESC法

アサーションを実践するための方法の一つに、DESC法というものがあります。この方法では、相手に要望を伝える際は4つの段階を踏むことで、コミュニケーションにおいて一番伝えにくい要望を伝えやすくなるのだそう。4つのステップとは描写する(Describe)、説明する、表現する(Explain, Express)、提案する、具体的にあげる(Suggest, Supecify)、選択する、結論(Choose, Consequence)です。各ステップの頭文字(D、E、S、C)からこの名前が付けられています。
D 描写する(Describe):現在の状態、解決すべき対象、相手の行動について客観的に述べる。
(例)納品された冊子の一部レイアウトがこちらが送ったデータとは異なっていた旨を詳細に説明する。
E 説明する、表現する(Explain, Express):Dで述べたことに対して主観的な意見を述べる。
(例)冊子はイベントで配布するためのものであり、イメージのためにも良いものを作りたいといったことを伝える。
S 提案する、具体的にあげる(Suggest, Supecify):状況を変えるための解決策、妥協案について具体的に「提案する。」あくまで提案であり、命令、つまり断られるかもしれないことに留意する。
(例)イベントまではまだ日数があるので、できる限りの量を刷りなおしてもらうことを提案する。
C 選択する、結論(Choose, Consequence):要望を受け入れられた場合と受け入れられなかった場合についてそれぞれ次の行動を考え、選択する。
(例)(刷りなおししてもらえる場合)感謝の意を伝える。(刷りなおししてもらえない場合)印刷費用の上乗せを提案する。
自分の要望を相手に伝えるのが苦手な方は以上の4つのステップを意識してみてはいかがでしょう。理由・状況等を明確にして相手に要望を伝えることができますよ。

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いかがでしたか。人に要望を伝える時にはD(escribe)・E(xplain)・S(uggest)・C(onsequence)ですよ。人にうまく主張を伝えられないときは、ぜひ一度アサーションを意識してみてくださいね。

(参考)
マイナビニュース|エンジニアのための英語術
コトバンク|人事労務用語辞典の解説 アサーション
憂うつな心をいやすカウンセリング心理学|アサーション・トレーニング
IDIA.JP|DESC法:要望を相手に伝える為の4ステップ


早稲田大学先進理工学部生命科学科所属。松本深志高校出身。大学では理系分野を浅く広く勉強している。