人と比べて落ち込んでしまうことはありませんか?
学習するうえで、比較することにはなんのメリットもありません。
人と比べずに自分のことを肯定できるようになれば、学習は自然と進むようになります。
今回は、人と比較しないための方法をご紹介します。

Comparing apples to oranges

badge_columns_1001711SNSを見すぎない

人と比べずに済む、手近な方法があります。
それは、SNSを見すぎないこと。
勉強中、つい気が散ってtwitterやfacebookなどのSNSを開いてしまうと、他人の行動がいやでも目にとびこんできます。
自分が合格できなかった志望校で楽しそうに生活していたり、充実した生活を送っている知り合いを見て落ち込む。自分はテスト勉強がはかどらなくてさぼってばかりいるのに、友人はある程度終わったように見えて落ち込む。
勉強から気が散っている時は、そんな自分はダメだなあという意識がどこかにあるので、特に他人と自分を比べてしまいやすくなります。
比較してしまって苦しい時は、比較対象になりそうなものを見るのをやめましょう。

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badge_columns_1001711自分の評価基準は自分で決める

私たちは自分のことを評価する時、他人を基準にしてしまいがちです。
偏差値などがわかりやすい例です。他人と比べて相対的に自分がどれだけできるかを算出したこの値で、実際の頭の良さが示される訳でもないのに、それを基準に比べてしまう。
そういったものに無暗に振り回されない方法としておすすめしたいのは、自分の中での評価基準をきちんと持つということ。
小さなところからでもかまいません。
例えば、参考書を今日は5ページ終わらせると決めたら、その目標が達成された時には、自分を褒めて良いんです。翌朝学校に行って友達が6ページやっていたとしても、自分は自分の目標を達成しているのだから、気にする必要はありません。
脳科学者茂木健一郎さんは、人間の学習課程について、以下のように述べています。

人間の脳の中は「ある行動をとったあと、脳の中で“報酬”を表す物質が放出されると強化する」という性質を持っているのです。つまり、報酬を得て喜びを実感できた行動を再現し、繰り返したくなる。結果、その行動に熟練していくという訳です。

『茂木健一郎/2010/脳を活かす勉強法/p11』

badge_columns_1001711やる気を出すには「ほめる」と「認める」

Happy young business woman enjoying success at work

この報酬を得る、ということが、「喜び」を得るということです。
そして、茂木さんは同書の『007「成果を他人と比較する」なんて、デメリットだらけ』の中で、自分と他人を比較することはデメリットだらけで、大事なのは自分自身の「喜びの感覚」であると述べます。

人間の脳は、自分が少しでも前に進んでいれば、「喜び」を感じるようにできています。

『茂木健一郎/2010/脳を活かす勉強法/p56』

「喜び」、達成感を感じることさえできれば、どんどん勉強はできるようになるんです。
自分の中での目標が達成されればいいんだと思えるような習慣をつけていきましょう。

人間のモチベーション(やる気)というのは、その人の好きなことや、人からほめられた経験、人から認められるといったポジティブなものからしか絶対に生まれません。

『茂木健一郎/2010/脳を活かす勉強法/p33』

自分はだめだ、もっと頑張らきゃ! と奮起するためであっても、比較することに意味はありません。
自分がダメだと思うと、脳もやる気をなくしてしまいます。
比較せずに自分を評価できるようになれば、勉強はどんどん楽しくなり、気が付いたら勉強が好きになっているはずです。

参考図書:茂木健一郎/2010/PHP研究所『脳を活かす勉強法』


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。