ネットの一部界隈では「高二病」という思春期特有の行動パターンの存在がまことしやかに語られています。
この病についての詳細は割愛しますが、症例の一つとして「マイナー(と本人が思っている)洋楽にハマる」というのがあります。
つまり、高校生のうちというのは、多くの人がカッコつけて洋楽を聴き始める機会なのです。
これを英語の勉強に転用することができれば、語彙・リスニング力アップ間違いなしです。

今回は実際に私がいわゆる高校生ご用達バンドにはまっていた頃の体験談も交えつつ、洋楽で英語に強くなるメソッドを紹介していきます。

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badge_Columns_100好きな曲でシャドーイング

シャドーイングとは、音声を聴きながら即座にそれを追いかけるように復唱する勉強法です。これを自分の好きな曲でやる、つまり好きな曲を聴きながらそれを口ずさむだけです。ファンであればこの行動は自然なことかもしれませんが、「聞いた通りに発音する」「リズムやイントネーションに慣れる」ための訓練として、シャドーイングは非常に効果的であるとされています。元々は同時通訳に携わる方々の間でよく知られていた勉強法で、現在では一般的な英語学習法として普及しています。

私は調子にのってWalkie Talkie Manのラップ部分をマネしようとして挫折した思い出があります。最初の方はスローなバラードあたりで満足しつつ、難易度の高い曲を虎視眈々と狙って行くスタイルがおすすめです。

Steriogram- Waklie Talkie Man

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badge_Columns_100好きな曲でディクテーション

好きな曲の歌詞を授業中にこっそりノートの端に延々と書き殴ったことはありませんか?私はあります。
実は「曲を聴きながら歌詞を書く」という行動は、「ディクテーション」という勉強法に該当します。正確には初見の文章を聞いて文字に起こす、というのがディクテーションですが、聴き慣れた曲を改めて文字に起こすことで、いつもの曲で使われている言い回しをイディオムとして定着させることができるのです。
“……A mulatto, an albino a mosquito, my Libido.”といったような押韻ギャグの無意味な単語の羅列であっても、曲にのせると案外完璧に覚えてしまうものです。

badge_Columns_100好きなアーティストの交流コミュニティを覗く

古くは掲示板、最近ではSNSやコミュニティサイト等、ネット上にはファン同士の交流の場が設けられています。
こうした場では、ファンたちによる「○○のこういうところが好き」「この曲はこういう意味だと思う」「××は△△と付き合っている、結婚する」といった様々な情報が発信されています。
「好きなアーティストについて語り合う友達がいない……」場合でも、そうした欲求をみたしつつ口語調の英文読解の練習になります。

自分の好きな曲の歌詞の意味がわからないのは私の英語力が無いせいなのか?と思い悩んでいた時に、交流サイトで本国のファンが歌詞の解釈で大論争を展開していたのをみてネイティブでもわからないんだと安心した思い出があります。

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以上、高二病の情熱を英語の勉強に転化する方法の紹介でした。ものは試しに、高二病あるいは中二病に今のうちにかかっておくこともおすすめです。


東京大学文科三類から地域文化研究学科アジア科へ進学。マレーシア農村研究で卒論を書いている。