時間をかけて英語を勉強しているはずなのに、いっこうに話せるようにならない。巷ですすめられている勉強法に手を出してみたものの効果が感じられず、何をすればいいのか途方に暮れてしまった。英語学習に関して、こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そんな人に朗報です。受講待ち600名超を誇る大人気英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」から、“効率的な英語勉強法” をマンガで楽しく学べる本が出ました。題して『マンガでわかる 最速最短! 英語学習マップ』。

グローバル化が進展し、英語力が必須事項となりつつある今の時代。忙しいなかでも短期間で成果をあげるためには、英語学習の地図に沿って、“今の自分” が本当に取り組むべき学習法を選択することが大切なようです。ENGLISH COMPANY担当取締役の田畑翔子(たばた・しょうこ)氏と一緒に、英語に悩む主人公たちがどのようにして英語力を身につけていくのか、マンガの内容をちょっとだけのぞいてみましょう!

「いきなり英会話」は危険!?

ひとりめの主人公は「ユウジ」。金融業界で働くビジネスマンで、入社10年目の33歳です。新しく外国人の上司がついたため、英語の習得を目指し始めたようですが……?


©ナナトエリ

じつは、多くの英語学習者が陥る典型的な誤りのひとつが、こういった「いきなり英会話から始めてしまう」パターンなのだと、田畑氏は指摘します。

「語彙や文法の知識が乏しい、相手が話す英語が聞き取れない・理解できない。こういった “基礎的な英語力” が身についていない状態で英会話に手を伸ばしてしまうのは、極めて非効率的だと言わざるを得ません。特に、仕事で忙しいビジネスパーソンの場合、英語学習に割ける時間は自ずと限られてきます。正しい順序を無視して学習を進めてしまってはかえって遠回りですし、『これだけ時間をかけているのに英語力が伸びない』と行き詰まって挫折する原因にもなってしまいます」(田畑氏)


ENGLISH COMPANY担当取締役 田畑翔子氏

英語の習得には、科学的根拠のある言語習得の理論に基づいた正しい学習プロセスが必要である——この事実に、ユウジをはじめ多くの英語学習者たちは気づけていません。では、その “科学的根拠” とはいったい何なのでしょうか。

「言語習得の科学として『第二言語習得研究』があります。これは、母語ではない言語(=第二言語)をどのように身につけていくのか、そのメカニズムやプロセスを明らかにしていく学問のことで、世界中で盛んに研究が行なわれています。そこで得られた知見を実際の英語学習に当てはめることで、日本人がどのように英語を学べばより効果的なのかを科学的に考えることができるのです」(田畑氏)

マンガの話に戻りましょう。ネイティブとの英会話で成果がまったく感じられず心が折れかけていたユウジは、この第二言語習得研究の知見をベースにパーソナルトレーナーが徹底指導する英語ジムのWebサイトに行き着き、体験授業を申し込みます。そして体験授業当日、ユウジの前に現れたパーソナルトレーナー「水島奈緒」は、英語の勉強を進めるうえで絶対に知っておかなければならない “英語学習の地図” の話をしてくれました。


©ナナトエリ

「この水島奈緒さんが教えてくれたように、『自分が今どのような学習フェーズにいて、どんな課題を持っているのか』を正確に知ることが、英語学習を始めるにあたってとても大切です。何か病気にかかってしまったとき、その症状や体の状態によって、処方される薬の種類や処置の仕方が異なってくるのと同じこと。はじめのユウジのように、現状を把握するというステップを飛ばして “なんとなく良さそうだから” という感覚で学習方法を選んでしまっては、英語学習の効率が上がらないのも当然なのです」(田畑氏)

こうして、パーソナルトレーナー水島奈緒と二人三脚でトレーニングに取り組み始めたユウジ。3か月後のTOEIC®で、驚きの結果をあげることに……!(続きは本で)

10年以上のブランクから56日でTOEIC920点! パーソナルトレーナーと走り抜けた英語学習の "最短距離"
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「英語力マップ」からわかる、フェーズごとの最適な英語学習法

この本では、パーソナルトレーナー水島奈緒が教えてくれた「英語学習の地図」が、上のようにわかりやすく図示されています。0から8、今の皆さんはどのフェーズに当てはまっているでしょうか。ここで、マンガのもうひとりの主人公「マリコ」の様子を見ながら、フェーズごとの最短最速学習法を探っていきましょう。マリコは食品メーカーのマーケティング部に勤務する30歳。同僚の帰国子女「トモミ」に英語力で劣等感を感じているようですが……?


©ナナトエリ

「ここでのマリコのように、基本的な語彙や文法の知識は身についているものの英文をスピーディーに読むことができない』という人はフェーズ1に該当します。読むのが遅いのは、英文を一文一文きれいに訳そうと、行ったり来たり “返り読み” をする癖がついてしまっているから。そこでおすすめなのが『チャンクリーディング』です」(田畑氏)

チャンクリーディングとは、単語単位や文単位で訳すのではなく、“意味のかたまり(=チャンク)” ごとに前から理解していく読解法のこと。

「英文がチャンクごとに改行されている教材が理想ですが、意味の切れ目でスラッシュが入っている教材も有効です。英語は日本語とは違い、より詳しい情報が後ろへ後ろへとくっついていく言語。チャンクリーディングの練習を積み重ねれば、英語の語順のまま意味や情景を理解できるようになりますよ」(田畑氏)

こうして、「すばやく読める」フェーズに到達できたマリコ。しかし、また壁にぶつかってしまったようです。そこに再び水島奈緒が登場。マリコが解決すべき次の課題を教えてくれました。


©ナナトエリ

“読めばわかる” のに “聞き取れない”。こんな症状でお悩みの場合は、リスニングの処理プロセスの最初の段階である『音声知覚』で引っかかってしまっています。水島奈緒さんが指摘しているように、ネイティブは省エネで話すため、スペル通りの発音にならないケースも多々あります。こういった音声変化が原因で、そもそも英語の音自体を認識できなくなってしまっているのですね」(田畑氏)

では、音声知覚を鍛えるにはどんな方法が適しているのでしょうか。

「シンプルに、音声変化のルールを覚えてしまえばいいのです。幸いなことに、音声変化のルールは『連結』『同化』『脱落』『弱形』『「ら」行化』」という基本的な5つさえ覚えてしまえば十分。その法則性を理解し、集中トレーニングで発音練習を繰り返せば、『音声知覚』が自動化され、リスニングで聞き取れる量も圧倒的に増えていきますよ」(田畑氏)

このあとのマリコの成長具合は……本を読んでのお楽しみです!

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短期間で最大の効果をあげる “効率的な英語勉強法” はどのようなものなのか、その一端を垣間見られたのではないでしょうか。自分は今どのフェーズにいるのか、それを把握しようともせずに “なんとなく良さそうな” 学習法を選んでしまっているのだとしたら、今すぐ考えを改めたほうが良さそうです。

この記事でご紹介した『マンガでわかる 最速最短! 英語学習マップ』は、全国の書店で絶賛販売中。Amazonでも購入可能です。フェーズごとの最短最速学習法をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ手に取って熟読することをおすすめします。

マンガでわかる 最速最短! 英語学習マップ

StudyHacker ENGLISH COMPANY 著

セブン&アイ出版(2018)