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「頑張って勉強したのに、完璧な結果が得られなかった。他のことを犠牲にしてまであることに集中したのに……!」
たとえそれがもともと得意なことだったとしても、完璧な結果を得るのは難しいですよね。むしろ、他のことにうまくリソースを振り向けていれば、総合的にはもっとうまくいっていたのかもしれません。

今回は、勉強の時間配分について考えてみたいと思います。

badge_columns_1001711「限界効用逓減の法則」とは

「限界効用逓減の法則」という経済の法則をご存知ですか?
この法則は、

「財の消費量が増えるにつれて、財の追加消費分(限界消費分)から得られる効用は次第に小さくなる」(※Wikipediaより)

というものです。
わかりにくいので具体例をあげて考えます。
おなかが空いたみなさんの前に、3個の菓子パンがあります。
1個目の菓子パンはとてもおいしい。でも2個目になると、1個目ほどはおいしくない。3個目は2個目ほどはおいしくない……
このように、2個目、3個目と増えるにつれて、菓子パン(財)から得られる「おいしい!」という感動(効用)は薄れていきますよね。
これが「限界効用逓減の法則」です。

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badge_columns_1001711経済の法則が勉強にもあてはまる!?

この法則、「財の消費量→勉強時間」「効用→勉強の成果」と変えても成り立つと思いませんか?
勉強をすれば、点数は上がります。勉強時間を増やすほど、上がっていきます。
1時間勉強して60点だった人は、2時間勉強したら80点くらいとれそうですね。
1時間勉強時間を増やすことによって20点アップしました。
でも、さらに1時間増やして計3時間勉強すれば100点を取ることができるかといえば、それはなかなか難しいでしょう。
勉強時間が増えるほど点数は上がりますが、勉強時間が増えるほど点数の上がり幅は小さくなります。
もちろん、すべてにあてはまるわけではありませんが、勉強してこのように感じている人は多いのではないでしょうか。

Computer keyboard and tools

badge_columns_1001711効率良く勉強するためには

ここで、「限界効用逓減の法則」を使って、効率よく勉強するための勉強の時間配分について考えてみます。
受験勉強であれば、複数の科目を勉強する人が大半です。
TOEICの勉強であれば、英単語や英熟語の暗記、リスニングやリーディング対策など、多角的にアプローチして点数を高めていくことでしょう。

「限界効用逓減の法則」に基づいて考えると、複数の種類の勉強をしなければならないとき、その合計点を高めたいのであれば、特定のものを完璧にするよりは、まんべんなく勉強する方が効率的だと言えます。それは、それほど勉強していない範囲の点数を上げるのは容易ですが、既にある程度勉強している範囲の点数を上げるのは比較的難しいから。

少ない時間で大幅に点数を上げることができる範囲があるのなら、まずはそれを少し勉強して点数を上げた方が効率的だということです。
全範囲がある程度の定着したら、あとは満点を目指して頑張れる科目から頑張っていくのが良いのではないでしょうか。

完璧を目指すのは悪いことではないですが、そのせいで別の勉強が疎かになってしまわないように注意しながら、効率的に勉強しましょう!!

【参考資料】限界効用(wikipedia)


東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程。ノートルダム清心高校卒業。大学ではセクシュアリティについて勉強している。忍者が好き。服のセンスとユーモアのセンスがほしい。