この記事を読んでいるみなさんは、プログラミングをしたことがありますか? 「なんとなくハードルが高そう……」「そもそも何から始めればいいのか分からない……」そんな風に思う方も多いのではないでしょうか。
でも、ここ最近プログラミングを身近にしてくれる動きが、大きく加速してきています。 今日は、特に「女子向け」のプログラミング初心者についての動きをまとめてみたいと思います。 めざせプログラミング女子!
フィンランド発! Rails Girls
「レイルズガールズ」は、プログラミング初心者を対象とした、女子向けプログラミングワークショップ。初心者でもプログラミングを理解し、カンタンにアプリを作ることができるそう。 フィンランドで立ち上がったこのワークショップは、いまや世界中に広がり、日本でも2012年から7都市で開かれています。
レイルズガールズを始めたフィンランドのリンダ・リウカスさんは、米スタンフォード大学でプロダクトエンジニアリングを学んだ経験から、「男の子だけでなく、もっと普通の女の子にもプログラミングに親しんでもらいたい」と語っています。
さらに、この活動を「ダイバーシティ(多様性)をプログラミングの世界に呼び込むための活動」だとも言っています。 男女平等が進んでいるとされるフィンランドでも、プログラミングを専門に学ぶ女子は3割に過ぎないそうです。
日本からも! Code Girls
プログラマーを目指す女子を後押ししているのは、海外の組織だけではありません。 たとえば、ライフイズテックという会社。 リクルートやサイバーエージェントなどから出資を受け入れ、中高生向けのプログラミング教育を手がけるこの企業は、Code Girlsという新たなプロジェクトを立ち上げています。
Code Girlsはその名の通り、コード(プログラム)を書ける女の子を後押ししよう!というプロジェクト。 女子中学生や女子高校生を対象に、プログラミングやデザインなどのIT技術を学ぶことができます。
様々なIT企業とコラボし、実際に企業で活躍する女性プログラマー、女性エンジニアとふれあえるイベントも開催しています。
大学での講義でも
大学に入学すると、プログラミングの講義があるところも多いでしょう。特に理系学部では必修だと思います。 例えば、京都大学では工学部・理学部の講義をはじめ、様々なプログラミング言語を学ぶ機会があります。
筆者が受けた理学部1,2回生用の講義では、UNIXの基礎からC言語、Fortranなどのプログラミング言語、LaTeXなどの文章作成ソフトまで基礎を幅広く扱いました。
なかなか触れる機会がないプログラミング。でも、ちょっと勇気を出して、プログラミングの扉を開けてみませんか?

