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仕事をしていると、社内外でプレゼンをする機会がたくさんありますよね。皆さん、満足出来るプレゼンはできていますか?

いつの間にか聞いている人が寝てしまう
明らかに集中して聞いていない
上役にプレゼンを打ち切られてしまう

こんな「恐怖体験」をしたことはないでしょうか? スライドはしっかり作った。練習だってした。それなのに、なぜ……。今日はそんなプレゼンの悩みを、誰でも・わかりやすく・今すぐに解決できる本をご紹介。明日からすぐに使えるプレゼン講座です。


『ぐるっと! プレゼン』

西原 猛著

すばる舎 2015年

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「英語が聞けない」を克服! 外国人上司と仕事するまでに。TOEIC®でも900点獲得。
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肝心なのは始めの「30秒と3分」。

もし大半の人が寝てしまったプレゼンであっても、最初から寝ているわけではありません。たとえ眠気が襲っていたとしてもプレゼンターの紹介と導入後の数分後は起きて話を聞いているはずです。それなのに、寝てしまう。なぜか。これは話の「つかみ」がよくないからだ、と著者は語ります。

なんと、「はじめの30秒」で話し手の力量はわかってしまうというのです。そう、聴衆を飽きさせないためにも、30秒間でつかみをバッチリ決める必要があるでしょう。

聞き手は、自社の業務改善や売上向上に関係がありそうだ、と思うからこそ、プレゼンする機会を設けてくれます。そこでうまいプレゼンターは「御社の業務効率が20%改善するご提案です」と、まず聞き手に関係のある話から始めるのです。「そうそう、それが聞きたいんだよ」と相手に興味を持たせることができます。

30秒でしっかり心をつかんだら、大事なのがその次の3分間。最初のつかみがうまくいって耳を傾けてくれた直後に、「なんだ、大したことない」と思われてしまっては意味がありません。著者は、最初の30秒はプレゼンターを、そして次の3分間はそのプレゼン自体を評価する時間だといいます。

そこで意識すべきなのが、「一刻もはやくプレゼン全体の流れやゴールを示し、興味や関心を持続させること」だといいます。

時々、つかみだけ上手で、その後はまとまりがなく、結局なにが言いたいのかわからない、という残念な人がいます。(中略)プレゼンがうまい人は30秒でがっちり つかんだ後も、どうすれば興味や関心を持続させられるか、どうすれば最後まで集中力を保ったまま聞いてもらえるか、をしっかり考えています。

この本は、「話し方」「演出」「論理展開」「資料の作り方」「準備と練習」に分かれて、一貫して「どうしたら聴衆にわかりやすく伝わるか」ということを追求しています。プレゼン資料を作り始めるとついつい新しい方法を試してみたりフォントなどに凝りたくなりますが、プレゼンは相手に理解してもらうことが究極の目標。準備する際に一番意識しなければならないのは、見栄えの良さよりも伝わりやすさなのです。

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「わかりやすい」プレゼンのために。気をつけるべき「話の展開」

今回は本書で紹介されている中でも特に「話の展開」というところに着目して紹介したいと思います。どんなにイイ声で、テキパキしたボディランゲージでアピールされても、意味のわからない展開で話されれば、全く理解できません。そのための方法として紹介されているのが、「PREP法」と呼ばれるもの。

P=POINT(結論)
R=REASON(理由)
E=EXAMPLE(事例)
P=POINT(結論)

この順番で話を組み立ててみることが重要なんだとか。

最初に「結論=言いたいこと」を話し、その理由や結論を裏付ける根拠を話す方法を「PREP法」と言います。「具体例や事例は3つまで」がポイントです。多すぎると話が長くなり、逆に伝わりにくくなります。最後にもう一度要点を繰り返すのは、時間が経つと忘れてしまうので、大事なことを繰り返して聞き手の記憶に残るようにするためです。(中略)時々、事例の説明に時間をかけすぎて、肝心の結論がぼやける人がいます。プレゼンの要は「結論」と「理由」です。事例の説明ばかりせず、肝心な「聞き手を動かす」という、プレゼン本来の目的を忘れないようにしましょう。

確かに、手元に資料があれば「これは一体何の話だ?」と資料を先に読み進めることも出来ますが、一般のプレゼンでは与えられた情報を聞くだけ。そこでゴールも目的も分からず、ただただ聞かされているのでは、聞いている人が飽きて眠くなるのも当然です。具体的な話も大事ですが、それはあくまで聴衆にイメージしてもらうためだけのもの。大事なのは、結論と理由です。

ぜひ、プレゼン資料を作るときにはこの順番や構成を意識してみてくださいね。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。