なんだか心に疲労がたまってる、と感じること、よくありますよね。 このような状態になると無気力になってしまって、仕事や勉強に悪影響がでます。 しかも、この「心の疲労」は単に体を休めるだけでは回復しない場合もあります。厄介ですね。
海外のベストセラー『Happy for No Reason』(著Marci Shimoff)では、心がけるだけでちょっとハッピーになれるアドバイスを紹介しています。 今回はその内容から、「心の健康」を保つために毎日できるシンプルな方法について考えていくことにしましょう。
何にもないけど幸せ
心が健康な状態ってなんでしょう? それは本のタイトルにもなっている「Happy for No Reason」つまり、「理由はないけど、なんだかハッピー」な状態のことだと私は考えています。
『Happy for No Reason』
Merci Shimoff 著 Atria Books 2008年
では、そんな状態を実現するための方法とは何なのでしょう?
自分の心をアクティブにする
『Happy for No Reason』ではその方法について様々なものを紹介しています。
そして、それを一言で表すならば「心をアクティブに保つ、インスピレーションに従う」こと。 自分のインスピレーションに素直に生き、自分の行動に責任と情熱を持つのです。
インスピレーションに素直に生きると言っても、そんな自由人みたいな生き方ができたらストレスなんかたまらないよ、と言う人もいるでしょう。 でも、ここで言われているのはそんな大それたことではないと思います。
例えば、お昼ご飯を買うときになんとなくコンビニに行って「そこにあるもの」から適当に選んでいませんか? そうする代わりに、カロリーやその日の気分、値段などを真剣に吟味して、本日のマイベストランチを出来る限り追求してみましょう。
小さい場面であっても、真剣に「自分がしたいこと」を追求すること。 こんな些細なことも、心をアクティブに保つヒントなのです。
なんだか心が疲れたな、と思ったらどんなに小さいことでも構いません、 自分がしたいことって何だろう、と思いを巡らせて、追求してみてください。 そうすることで、単調な毎日の中であっても情熱を取り戻すことができるはずです。
*** 『Happy for No Reason』には簡単で、ちょっとしたハッピーになるための心がけが、平易な英語で記されています。 和訳バージョンとして茂木健一郎氏の本も出版されていますが、個人的にはオリジナルを読むことをオススメします。
<参考資料> Marci Shimoff(2009)『Happy for No Reason: 7 Steps to Being Happy from the Inside Out』