学校の定期テスト。結局一夜漬けになってしまった経験のある人も多いはず。 本来ならよくないのだが、今回は一夜漬けを成功させるためのコツを紹介しよう。
一夜漬けをするときは「時間がない」。時間がないから、効率よくやるしかない。取捨選択が命になってくる。限られた時間でどれだけたくさんの知識を詰め込むかが勝負だ。 以下、時間効率を最大化するためのポイントをまとめてみた。
1 優先順位のリストを作る
取捨選択のためには、優先順位を決める必要がある。余裕のない一夜漬け。頭の中で思い浮かべているだけでは、優先度が曖昧になって、時間のロスにつながる。まずはToDoリストを作り、見えるところに貼っておこう。これなら何をしていいか迷うこともなくなる。
2 スマホ・PCの電源を切る
一夜漬けにおいて、「時間=点数」だ。twitterで「やばい、全然やってない」などとつぶやく時間、LINEで一夜漬け仲間を探す時間は、あなたにはない。電源を切って目の届かないところに隠そう。
3 ノートやプリントの写メは必ず印刷しておく
写メったノートやプリントは、印刷し、紙として持っておくことをおすすめする。データとして持っていると、書き込みができない、スマホ・PCを手放せない、目が疲れるなど、効率の低下につながる。印刷代をケチっている余裕も、残念ながらあなたには無い。
4 公式を取り出して、一枚の紙にまとめておく
一夜漬けは家で終わらない。翌朝電車に乗っている間も続く。その時何もせずぼーっとしているのはもったいない。満員電車でも勉強できるように、一枚の紙に公式等をまとめておこう。まとめること自体も勉強になって、一石二鳥だ。
5 前半は問題演習、後半は暗記にあてろ
以前寝る直前の暗記は効果が高いことを紹介したが、これを一夜漬けにも生かしてほしい。 負担の大きい問題演習を先に片づけてしまえば、心理的にも余裕が生まれる。寝る直前に、覚えることはすべて覚えてしまおう。 (参照:記憶力がないと嘆く前に。昼寝を利用した科学的記憶術!)
6 少し寝る
これは絶対に守ってほしい。二時間でも三時間でもいいから、必ず寝ることだ。5、で紹介した記事にもあるが、寝ることは記憶を整理、定着させることでもある。徹夜すると、暗記したことも簡単に忘れてしまうし、疲労もたまる。一夜漬けだからこそ、睡眠を大切にするべきなのだ。
7 あきらめる
成績を、ではない。理解に時間のかかりそうなこと、試験にでないと思われるところは捨ててしまおう。 時間も余裕もない一夜漬け。ひとつのことにこだわるのは命取りだ。できなければあきらめて次へ、というように、スピード感を大事にしてほしい。余裕がないのだから、難易度の高いものはあきらめ、覚えれば解答できるものに絞って勉強しよう。
*** いかかだろうか。実践してもらえば、ピンチをチャンスに変える、とまではいかなくても、なんとかテストを乗り越えられるくらいにはなる……かもしれない。

