出る杭は打たれる日本で、それでも一歩前に出るために必要なこと。

職場や学校、コミュニティの中で、自分が埋もれてしまっているなと感じることはありませんか?

日本には昔から「沈黙は金、雄弁は銀」「出る杭は打たれる」といったことわざがあり、それが常識だと信じ込んで育った人も多いかと思われます。しかし、そのような心持ちでいると、いつまでたっても「世間並み」というカテゴリーから脱出できず、人と同じような日常を過ごし続け、同じような結果を受け取る日々になることでしょう。

たしかに、自分の感情を押し殺し、たとえ負けても悔しくても不満があっても、ひたすら黙り続けていれば恐らく争いごとは起きません。しかし、果たしてそれで本当に満足できるのでしょうか? もしも、心の中に「本当は他人よりも一歩リードしたい」という気持ちがあるのであれば、くすぶり続けている必要はありません。これからご紹介するような、ちょっとした行動を起こしてみませんか?

奇人、変人であれ

日本は保守的な国だと言われています。それは、日本が島国であることや、江戸時代に幕府が限られた国以外との外交を一切許さなかったことなどが背景にあるようです。そのため、社会の中で秩序を乱さないこと、普通でいることこそが素晴らしいとされ、先人が築いてきたレールの上を何のためらいもなく歩くことに慣れてしまったのかもしれません。しかし、それでは人生の中でずっと長い列に並んだまま、いつまでも代わり映えのしない毎日を送ることになるでしょう。

そこで、必要以上に周りの目を気にせず、秩序やルールにとらわれ過ぎずに行動してみることをお勧めします。そもそも他人はみな自分の人生を生きるのに精一杯。あなたが想像しているより、たいしてあなたのことを気にかけてはいないものです。それに、他人の評価に臆することなく行動をすることによって、思いがけず目上の方から一目置いてもらえる存在になれるかもしれませんよ。

産婦人科医の富坂美織先生は、自身の著書で次のように語っています。

好奇心を原動力にいろんなことに挑戦し、他人に揶揄されてもどこ吹く風で、好まれる奇人となってしまえばいいのです。奇人変人に乾杯!と。

(引用元:富坂美織著(2012),『自信加乗』,講談社.)

出る杭が打たれるというのは万国共通だと思われますが、出る杭が強ければ、へこたれることはありません。これからは自分の個性を武器にしてみてはいかがでしょうか。

どんな時も挨拶を忘れないように

コミュニケーションの取り方にもヒントがあるようです。

例えば職場などでの挨拶です。あなたは一日の中で、何回声に出して挨拶をするでしょうか? 朝出勤した際の「おはようございます」や、終業時の「お先に失礼します」というような挨拶はしていても、仕事の合間の細やかな「ありがとう」や、廊下で職場の人とすれ違う際の「お疲れさま」、もしくは「こんにちは」といった挨拶を、しっかり声に出し伝えている人は少ないかもしれません。あるいは、会釈だけで済ませてしまっているなんてことも。

私は高校生のとき、カトリックの女子校に通っていましたが、そこでは通学路や学校内で会った全ての先生方、先輩、同輩、後輩に対し、礼儀正しく挨拶するようにと厳しい指導を受けました。そのせいか、いつの間にか私は一度出会ったことのある人に対し、目が合ったら挨拶せずにはいられない人間になっていたのです。

すると、その習慣は、たくさんの恩恵を私にもたらしてくれました。それは、大学で目上の先生方や先輩方に覚えていただきやすくなり、一目置いてもらえる存在となったということです。挨拶の際「〇〇先生、最近いかがですか?」などと相手の名前を付け加えると、より大きな効果が生まれました。

挨拶をされて嫌な思いをする人は、多分ほとんどいないはずです。あまり話したことのない相手に対しては、ちょっと勇気がいることかもしれませんが、いつもより挨拶を少し増やすだけで、何かが変わるかもしれません。

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能ある鷹は爪を出せ

「能ある鷹は爪を隠す」ことが美徳であると、心の中に刷り込まれてきた方も多いのではないでしょうか。しかし、周りに対し過度に遠慮して能力を隠していると、その人の能力は埋もれたままになってしまいます。そのため、当然認められることはなく、それが昇進にも響いてしまうでしょう。

特に日本人女性は、能力を隠してしまう傾向にあるかもしれません。職場で女性がお茶くみやコピー取り、会議での資料配りばかり担う時代は、とうの昔に終わったはず。今こそ勇気を出して、ご自身が持つ本当の実力を表に出すべきです。自分の能力や才能を披露することは、決して悪いことではないのです。それに、会社の代表者や上司たちは、男女限らずもっと社員が前に出て、チャレンジしたり、意見したりしてくれることを望んでいます。

本田技研工業株式会社(通称:ホンダ)の創業者である本田宗一郎氏の有名な言葉に、「能ある鷹は爪を出せ」というものがあります。その精神を受け継いだ同社の第7代社長・伊東孝紳氏は、2015年度の入社式で「お客様に喜んでもらうためにはチャレンジが必要。チャレンジするためには、能ある鷹は爪を出さなければいけない」といった内容を新入社員に訓示しています。

また、株式会社カネカのQOL事業部機能性食品営業グループ販売チームリーダー・谷真一氏は、社内の営業対談で女性スタッフに、「思ったことは口にして、納得するまで上司や同僚と話し合うことが大事だ」と伝えています。

男性でも女性でも、意見したり行動したりしようとするとき、それが会社にとってもプラスになりうるのであれば、なおさら遠慮する必要なんてありません。最終的に、自分にも相手にもプラスになるのはいったい何であるのかを常に考えながら行動することこそが賢明だと思われます。「この仕事を私に任せてください」「このプロジェクトについて私にいい考えがあります」などなど、一歩踏み出す勇気そのものが、一歩のリードになり、なおかつ社会を動かす原動力になるはずです。

*** 今いる立ち位置を変えたいのであれば、自分から一歩踏み出すしかありません。 たとえ誰に何と思われようと。

(参考) 富坂美織著(2012),『自信加乗』,講談社. 日経ビジネスONLINE|出る杭は打たれる日本、出ないと潰される韓国 日経ビジネスONLINE|挨拶しながらお客さんを名前で呼べるかが勝負 Honda | 語り継ぎたいこと | 私の記録、資格制度の導入 / 1960 レスポンス|ホンダ伊東社長、「能ある鷹は爪を出せ」…入社式 株式会社カネカ | 情熱と信頼で築く絆。意見をぶつけ合いながら、明確なゴールへ

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