何度読んでも、何度書いても、なかなか覚えられないことってありますよね。それは他人が書いたことを覚えようとしているからではありませんか?同じ内容の文章でも、自分の言葉で書き直すと一気に覚えやすくなります。暗記したいときには自分の言葉で書き換えましょう。
書き換え暗記法
・語句を暗記したいとき 自分でその単語を使って作文を作りましょう。この作文を暗記することで語句だけを暗記するより定着度はかなり上がります。日本語でも英語でもやり方は一緒。 ・文章の内容を暗記したいとき その文章に必要な事柄を書き足したり不要な部分を省略したりしながら文章を書き換えます。
書き換えのメリット
・インプット+アウトプット 語句の暗記にしろ、文章の暗記にしろ、作文・書き換えの際にその意味・内容を理解していなければ書くことができません。この作文・書き換えという手順を踏まずにただやみくもに暗記すると、意味・内容を理解しないままになってしまうことが多いです。意味・内容の理解は実際にアウトプットする際にとても重要なもの。また、この作文・書き換えという手順自体が、インプットだけでなくアウトプットの要素も兼ね備えています。作文・書き換えは、言い換えると自分にわかりやすく説明するということだからです。 ・関連事項も一緒に覚えられる たとえば、作文をする際には、それと一緒に使うほかの語句も一緒に覚えることができます。 また、文章を書き換える際には、内容理解のために引っかかるところを調べたりすることでさらに知識を広げることができます。
書き換えのポイント
・なぜ?をなくすこと 他人の文章だと「ここからここはどうつながったんだ?」とか「急に出てきたこの単語はどういう意味だ?」という疑問がわいてしまうことがよくあります。自分で書き換えるときには、なぜ?をなくすようにしましょう。ひっかかるところがあったら徹底的に調べる、例を引っ張ってくる、関連事項を付け足す、などを忘れずに。 ・イメージできるようにする 読んだらそのイメージがぱっと頭に浮かぶような文章に書き換えることが大切です。イメージがわきやすい文章は暗記しやすいです。 ・「自分に」わかりやすければOK 書き換えてつくる新しい文章は他人に読ませるものではなく、自分だけが読むもの。だから文体はどうでもいいのです。自分にわかりやすい書き方で書きましょう。
(番外編) ・好きなキャラクターにしゃべらせる これは勉強嫌いだった中学時代によくやっていたのですが、好きなキャラクターを書いてそこから吹き出しで覚えたいことをしゃべらせていました(笑)こうすると落書きの延長みたいな感じで楽しく覚えられました。もちろん、口調もそのキャラクターのしゃべり方にあわせて……。
書き換え暗記は丸暗記より格段に覚えやすい方法です!ポイントを良く抑えて効率的に暗記していきましょう!

