皆さんはカリスマ、という言葉を聞いて誰を思い浮かべるでしょうか。筆者には、メジャーリーガーのイチロー選手、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏、ソフトバンク創業者の孫正義氏といった人物が浮かんできます。彼らの言葉や生き様は、ひとつひとつが独特でクールですよね。彼らのように、民衆を惹きつける魅力をもつ人のことを「カリスマ」と呼ぶのです。
こうしたカリスマたちの魅力とはいったいどこからやってくるものなのか、気になりませんか？ そこで、今回はカリスマと呼ばれる人たちに共通する特徴とそこから学べることについて、一緒に考えていきましょう。
カリスマには聞き上手が多い
カリスマは自己主張能力が高い、というイメージがありますよね。確かにその通りかもしれませんが、実はカリスマと呼ばれる人たちには、相手を肯定して受け入れる「聞き上手」が多いのだとか。会話の中で「でも」「しかし」といった否定の言葉を使わないのも特徴の一つ。相手の話したいことをうまく汲み取り、質問して掘り下げていく能力に長けています。また、カリスマたちの話すスピードはゆっくりであることが多く、相手に穏やかな印象を与えます。カリスマは、相手が安心でき、心を許せる雰囲気を作ることが上手なのです。
カリスマは自信をもっている
これはわかりやすい特徴ですね。カリスマは何か一つの分野に習熟していることが多く、ここだけは負けないという強いこだわりを持っています。習熟するまでに根気強く努力を続けてきた日々が自信となっているのです。イチロー選手の言葉の中に、次のような言葉があります。
妥協は沢山してきた。 自分に負けたこともいっぱいあります。 ただ、野球に関してはそれがない。
（引用元：癒しツアー｜イチローの名言・格言）
彼の野球に対する強い自信が垣間見える言葉ですよね。
カリスマは知識に貪欲
カリスマは自分の知らないことに対して敏感です。わからないことがあれば、すぐに調べるような好奇心旺盛な人が多いのも特徴です。未知の世界との遭遇を成長のチャンスと捉え、積極的に活用しているのです。そうやって積み重ねた幅広い知識が顔を見せたとき、周りはカリスマの聡明さを感じるのだそう。スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式で講演した際の言葉はあまりにも有名です。
Stay hungry. Stay foolish.
（引用元：癒しツアー｜スティーブ・ジョブズの名言・格言）
生涯を通じて未知の世界の追求を怠らなかったジョブズ氏の生き様を、そのまま象徴している言葉だと言えます。
カリスマはシンプルを好む
カリスマは余計なものが多い状態を好みません。彼らの言葉はシンプルです。シンプルなメッセージにはわかりやすいというメリットがあり、聞いている人の心を動かす力を持っています。例えば、スティーブ・ジョブズ氏は聴衆を虜にするプレゼンを行っていたことで有名です。伝えたいことが明確で、使う言葉もシンプルであるため、すっと心に入ってきます。他にも、孫正義氏の武勇伝の一つに、次のような話があります。
高校1年の1学期、アメリカに行く為に退学届を出す際に発した言葉 「退路を断たないと。退路を断たないと、困難に立ち向かえない。だから休学届けじゃなく、退学届けにさせてください。」
（引用元：MONKEY｜時価総額8兆円！ソフトバンク社長、孫正義が大成功を収めた5つの理由）
とてもシンプルで、説得力のあるフレーズですよね。単刀直入な物言いで、自らの思いを表現すること。なかなかできることではありませんが、だからこそそれをやってのける人物に私たちは魅力を感じてしまうのではないでしょうか。
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もちろん、ここで紹介したことを真似たからといってすぐにカリスマになれるわけではありませんが、彼らを参考に自分の普段の振る舞いを見直すきっかけにしてみてくださいね。
（参考） 癒しツアー｜イチローの名言・格言 癒しツアー｜スティーブ・ジョブズの名言・格言 MONKEY｜時価総額8兆円！ソフトバンク社長、孫正義が大成功を収めた5つの理由 5セカンズ｜カリスマ性のある人の7つの特徴 魔法剣乱れ打ち|マネジメントと営業ノウハウ｜カリスマ性を身に付けるための8つの努力
京都大学農学部応用生命科学科所属。香川県立高松高校卒業。iGEM Kyoto 所属、デザイン担当。ボストンで開かれた合成生物学の世界大会iGEMの2014年度大会に出場し、金賞を受賞した。サイクリングが趣味。
