二兎を追う者は一兎をも得ず! 決断にKPIを導入せよ!

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日々の生活の中で決断を迫られる事態はたくさんあります。 今日の夕飯をどうするかといった小さなことから、どの会社で働くかといったこれからの人生を左右するような大きなことまで。

また会議など、一人ではなく、みんなで決断しなければならないこともあるでしょう。 そのようなとき、何を基準に決断を下しますか? いろんなことを考慮に入れて考えているうちに、よく分からなくなって、何も決まらなかったり、投げやりに決めてしまったりしていませんか。 今回は、決断の指標となる、KPIという考え方を紹介します。

badge_columns_1001711KPIってなに?

KPI(キー・パフォーマンス・インディケーター)とは、

目標の達成度合いを計る定量的な指標のこと。目標に向かって日々業務を進めていくにあたり、「何を持って進捗とするのか」を定義するために設定される尺度で、現況を指し示す様々な指標の中から、進捗を表現するのに最も適していると思われるものが選択される。 (引用元:IT用語辞典 e-Words|KPI 【 Key Performance Indicator 】 重要業績評価指標)

という意味の経済用語です。IT企業などでよく用いられる考え方ですね。

今回のテーマに沿って言えば、決断をするときに、自分が一番重要と考える指標のことです。 簡単のために、今日の夕飯をどうするかという決断を例に挙げて考えてみましょう。

・値段 ・量 ・味 ・手間 ・健康に良いかどうか

指標としてこれらのことが考えられるかと思います。 どれも大事ですが、全てをなりたたせることは不可能です。 まずKPIはどれか決め、そのうえで、他の基準についても考えるようにしましょう。 もし値段が安いことがKPIなら、値段という数字が下がれば下がるほど達成度が高いということを示します。

そこで、値段を下がるための施策を検討するわけですね。この場合ならたとえば「自炊をする」「食材のグレードを落とす」「量を減らす」といった選択になるでしょうか。 ちなみに、じゃあ食べなきゃいいじゃんという極論に陥ってはいけません。 他の指標ももちろん考える必要がありますが、その中であえてもっとも大切な指標を決めてしまう、というのがKPIの考え方です。

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badge_columns_1001711両方大事にするとどちらも達成されない

「決断という技術」のなかで経済学者の柳川範之さんは以下のように述べています。

複数の目的があるときは、目標を決めないというのが、日本人の典型的な思考パターンです。そうすると、結果として両方ともが達成されなくなってしまうんですよ。複数の目標があるときには、当然ウエートをつけるなり、ランクをつけた上で判断をしていかないといけないんですけど。 (引用元:柳川範之・水野弘道・為末大(2012)「決断という技術」日本経済新聞出版社)

この思考パターン、誰しも身に覚えがあるのではないでしょうか。 まさに二兎を追う者は一兎をも得ず。 KPIを決めなければ、何が目的か分からず、何も達成できない決断になってしまうのですね。

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いかがでしたか。 つい私たちは全てを叶える解決策を選ぼうとしてしまいますが、そんなものは存在しません。 決断に迷ったときはKPI。 何が今一番重要かをよく考えてみてください。

参考 IT用語辞典 e-Words|KPI 【 Key Performance Indicator 】 重要業績評価指標 柳川範之・水野弘道・為末大(2012)「決断という技術」日本経済新聞出版社


京都大学工学部電気電子工学科一回生。カリタス女子高等学校卒業。宇宙開発に興味あり。高校では演劇部に所属。文化祭執行部に入り、文化祭に積極的に参加。大学では硬式女子テニス部に所属。

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