「すぐやる人」になるための科学的方法論。チャンスを引き寄せる “行動力” の身につけ方

みなさんは行動力に自信はありますか?

「やらなければならないことは分かっているのについ締め切りギリギリまで後回しにしてしまう」 「チャレンジしたいことはあるのに腰が上がらない」 こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

それでも自分の周りにいる人で考えてみると、少なからず常に動き回っている人や思い立ったら即行動できている人がいるはず。できれば、いつまでもくすぶっているよりは「すぐやれる」側の人間になりたいものですよね。今回は行動力を高める方法をご紹介します。

行動力がない人の特徴

行動力がない人の特徴には次のようなものがあります。

 - 考え方が他人任せ 「自分がやらなくても他の人がやってくれる」と他人任せに考えてしまう傾向にあります。自分がやらなくても問題がないことを分かっているため、周囲に甘んじているのです。

 - 失敗を恐れすぎている 行動力がない人に多いのが失敗を恐れすぎているという点です。ただ生活していくうえではそれでもいいかもしれませんが、ビジネスにはある程度のリスクはつきもの。それでも「失敗したくない」という気持ちが強すぎるあまり、「行動を起こさなければ失敗することもない」と、行動することを避けてしまうのです。

 - 自信がない 「能力に自信がないために行動しない」という選択をする人も多いようです。自信と生産性は相乗効果で成り立っています。自信があると生産的になり、生産性を発揮できることが自信となるのです。つまり、そもそも自信がなければ行動を起こすことができず、永遠に自信を得ることもできないためなかなか前に進めないのです。

 - 自分で決められない 人の意見に左右されやすいことも行動力がない人の特徴です。自分が本当に何をしたいのかが分からず、他人の意見に振り回されてしまいます。自分が本当にやりたいことが分かっていれば、自発的に行動を起こすことができるはず。何を欲しているのか分からないという点が行動力の足枷になってしまうのです。

行動力を高めるメリット

もし「思い立ったら即行動!」ができるようになったら、ビジネスにおいてもプライベートにおいてもチャンスが広がります。例えば、同じ仕事を率先して引き受けるか、辞退するかで、未来はだいぶ変わってくるのではないでしょうか。

ヒットを打つためには一打席でも多くの打席に立つことが必要なのと同じです。失敗を恐れてチャンス数を減らすよりも、チャンス数そのものを増やした方が成功する可能性が広がります。今成功している人たちも、何度も打席に立ったからこそ多くのチャンスを手にしていると思いませんか?

また、限られた時間の中、積極的にあらゆるアクションを起こして過ごすか、ただ最低限のタスクだけこなして過ごすかで、その後の環境も変わってくるでしょう。同じだけの時間を過ごすのであれば、有効に活用した方が現状が好転しやすくなることは言うまでもありません。時間を無駄にしないためにも、行動力は必要です。

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行動力の高め方

では、どうしたら行動力を高められるのでしょうか。いよいよ、行動力を高める方法をご紹介します。

◆規則正しい生活をする 基本ですが、重要なことです。不規則な生活をしているとつい何かと先延ばしにして行動に移せないもの。まずは生活を整えることを意識してみましょう。ビジネスパーソンには難しいかもしれませんが、「毎日〇時には寝る」と決めて極力平日も休日も毎日同じ時間に起床することを心がけることで体の負担が軽くなり、気分も活動的になってくるはず。

◆優先順位を付ける 達成すべき目標が複数ある場合は、達成目標のリストを作って明確に把握しましょう。リストにすることで、客観的に優先順位を付けられるようになってきます。まずは優先順位の一番高い最初の一つの達成を目指して行動を起こしましょう。その際にも、できなかったことによって自信の喪失に繋がらないよう、到達すべきクオリティは50点程度をひとまずの目標にすることがおすすめです。

◆「条件をつけた計画」を立てる 「条件をつけた計画」とはモチベーション科学の理論。簡単に言えば「いつまでにやるのか」を具体的に決めることによって脳に行動命令を出すことができるというものです。

例えば、週次レポートの提出が義務付けられた場合、「毎週、レポートを提出するように」と指示されるよりも「毎週金曜日の午後4時までにレポートを提出するように」と言われた方が実践しやすいと思いませんか? このように、曜日や時間といった行動条件を与えると、脳にある種の緊張状態がもたらされ「やらなければならない」と強くインプットされます。研究結果からも、「条件をつけた計画」が目標達成の可能性を300%高めることが分かっています。

必要最低限のタスク以外にも、チャレンジしたいことや今まで人任せにしていた事柄に「〇曜日の〇時までに終わらせる」と条件をつけることによって一気にモチベーションが上がるのです。「他部署の人とも関係を深める」という目標があったとすれば、「月曜日と水曜日は他部署の人と10分間話す」などと具体的な期限や数字を決めることで達成できる可能性が一気に上がります。

◆自信をつける努力をする 行動をためらってしまう原因になりがちな「自信のなさ」。まずは、自分に自信を持つための努力から始めてみましょう。ついつい他人の優れた点ばかりが目に入ってしまうものですが、それではネガティブな思い込みが増えていくばかりです。

そうならないためにも、毎日の成果を記録した日記をつけることをお勧めします。例えば、「上司と目が合ったときに笑いかけながら挨拶や世間話をすることができた」「通りすがりの人が物を落とした際に走って追いかけた」「効率よく仕事を終わらせられた」など、一日のうちにできたことだけを記録していきます。この積み重ねが「自分はできる人間だ」というポジティブな思い込みと自信を生み、行動力の要因にもなります

「帰りの電車では毎日、成果日記をつける」といったように、前述した「条件をつけた計画」と組み合わせて実行できると良いですね。

(参考) 日経カレッジカフェ|意外と侮れない「自信」が与えてくれる行動力 PRESIDENT Online|「金曜/午後4時」の設定が行動力を3倍にする U-NOTE|【行動力がない人の特徴はこれだ!】一つでも当てはまったら考え方を変えた方が良いかもしれない… ビジネス心理学|自分に自信を持つためには|恋愛や仕事が好転する8つの方法 cotree|ギリギリまで行動できない…「先送りする人」の3つのタイプと、克服するための対策とは? U-NOTE|【行動力があるとチャンスは無限大?】積極的な姿勢で仕事をすることで得られる3つのモノ

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