少し大きな文具店にいくと、目を見張るほどたくさんの種類のルーズリーフが並んでいる。 今回は代表的なふたつのブランド「Campus」と「maruman」の比較をしてみたい。大学の講義中などに周りを見渡してみても、ほとんどの学生がふたつのうちどちらかを使用しているようだ。
種類が豊富!Campus
まずはCampusから。 Campusブランドが大きく打ち出しているのは「しっかり」と「さらさら」の二種類の書き心地。 しっかりと力をこめて書いていきたい人、さらさらとした軽い書き味を求める人それぞれのニーズに対応している。
実際に二種類ともを試したところ、その差はかなり大きなものだった。 「さらさら」は、金属や木など硬い机の上に紙を置いて書いている感触。引っかかりもないので、筆圧が弱目の人などにも向いていそうだ。一方で「しっかり」は、何枚か紙を敷いた上で書いているような感じだ。ふわっとしていて、引っかかりが大きめ。書き応えがある。
[caption id="attachment_4853" align="alignnone" width="677"] 出典:http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/looseleaf/[/caption]
また、Campusは「ドット入り」のルーズリーフでも有名だ。こちらは罫線に等間隔でドットが入っているので、文字数を数えたり、図形を描いたりするときにとても重宝する。ドット自体は主張しすぎることはないので、特にこだわりがなければ「とりあえずドット入り」という選択も有りだろう。
その他にも、ページの左端から数センチのところに線の入った「マージン罫入り」や、方眼入りの下敷きが付属している商品などラインナップはかなり豊富だ。幅広い用途に対応するブランドといえるだろう。
紙質で勝負!marman
marumanが売りとするところは「紙質の良さ」。シャープペンシル、ボールペン、蛍光マーカー。どんなペンでも書きやすい紙質を実現しているということだ。
実際に使用してみたが、確かにその質はかなり高い。Campusと比較しても、紙が厚くしっかりした印象。Campusではうっすらと透けて見える裏側の文字も、こちらではほとんど見えない。さらに、他のプリント類と一緒に少々雑に扱っても、ほとんど折れやしわがつかない。
[caption id="attachment_4854" align="alignnone" width="358"] 出典:http://www.e-maruman.co.jp/products/detail.php?product_id=24[/caption]
また、従来のように袋詰めにされているのではなく、レポート用紙のように冊子としてまとまっている「ルーズリーフパッド」タイプもある。一枚ずつはがして使用するので、バッグの中で袋が開いてぐっちゃぐちゃ……という悲劇をさけることができる。
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ふたつのブランドの違いを大きくまとめるなら、
・罫線や書き味などバリエーションが豊富なCampus ・紙質の良さを徹底的に追及したmaruman という違いが見えてくるだろうか。
「図形をきれいに描きたいから数学はCampusだなー」 「書き心地がいいから論述問題の演習はmarumanでやろーっと」 などと、用途ごとに使い分けをしてみるのも面白いかもしれない。 自分にピッタリなルーズリーフを発見し、ぜひとも快適なスタディーライフを送ってほしい。

