badge_Columns_100私の好きな百人一首BEST3

もうすぐクリスマスですね。
そしてクリスマスが過ぎれば今度は正月がやってきます。
正月といえば、百人一首!!
百人一首はもともと歌集ですが、正月にはかるた遊びとして楽しまれています。
かるたは、百人一首を多く覚えていると素早く反応できるため、勝利しやすくなります。
そこで今回は私が好きな百人一首を3首紹介しながら、百人一首を楽しむコツを書いていきます。

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badge_Columns_100これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも あふ坂の関

読み方は「これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも あふさかのせき」(旧仮名遣い)です。
小倉百人一首の第10番で、蝉丸(せみまる)が詠みました。

意味は、ざっくり言うと、「都から出て行く人も帰ってくる人も、知り合いも知らない人も、皆ここで別れては出会っているという『あふさか』(会う坂=逢坂)の関なのだなあ」という感じです。なんとなくこんな意味かな、という程度におさえておけばいいと思います。
『あふさか』が掛詞になっているのがポイントです。
掛詞は現在でいうダジャレのこと。
遊び心は大人になってからも大切にしたいですね。

【好きな理由】
この歌が好きな理由は、歌人の「蝉丸」という名前が好きだからです。
「せみまる」という響きがなんとなく面白くて、好きでした。
長い名前の歌人も多い中、たったの漢字2文字!
それが「せみ」と「まる」で「せみまる」だという面白さ。
大好きです。
(「行くも帰るも」と「知るも知らぬも」のリズムが良いのも魅力的です。)
このように、くだらない理由でも構いませんので、お気に入りの歌を見つけると、その歌の札だけは必死に取ろうとするので、かるたが一層楽しくなります。
「蝉丸は私が死守する!」という気持ちでかるたをやると、とても楽しいです。

【百人一首を楽しむコツその1】
「歌人」を好きになる

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badge_Columns_100このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに

読み方は「このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみぢのにしき かみのまにまに」(旧仮名遣い)です。
小倉百人一首の第24番で、菅家(かんけ)が詠みました。
菅家とは、学問の神様として有名な菅原道真のことです。
これは、ざっくり言うと、「この度の旅では、幣(ぬさ)を用意することができませんでした。代わりに、手向山の錦織のように美しい紅葉を神の御心のままにお受けください」という意味です。
意味から推測できると思いますが、「このたびは」の「たび」は「度」と「旅」の掛詞、ダジャレです。

【好きな理由】
この歌が好きな理由は、最後の「神のまにまに」の「まにまに」が面白いと思ったからです。
まだ言葉の意味がわからない幼い頃にこの歌を知り、「まにまに」にハマってしまいました(笑)
直前に「神」という崇高な言葉を出しておきながら、「まにまに」。
この、「まにまに」の間の抜けた感じがとても良いと思います。
「神」の次に「まにまに」がくるという点が最高ですね。
3首ではなく1首だけを選べと言われたら、私はこの歌を選びます!

【百人一首を楽しむコツその2】
「音」を好きになる

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badge_Columns_100あひみての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

読み方は「あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり」(旧仮名遣い)です。小倉百人一首の第43番で、権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ)が詠みました。
この歌は、「あなたに会って、気持ちを確かめ合えた後の恋しい気持ちに比べると、昔の恋心はないに等しいものだったなあ」という意味です。

【好きな理由】
これは、百人一首を“勉強”し始めてから好きになった歌です。
幼い頃は音だけを楽しんでいたため、わかりやすい言葉遣いで詠まれたこの歌は、特に面白みのない歌だと思っていました。
でも、これっていわゆる「リア充」の「ノロケ」ですよね。
好きな人と結ばれて、片思いのときよりも、もっと好きになったってことですよね。
ノロケじゃないですか!
古語だとかっこよく聞こえるけれど、なんだ、リア充のノロケか、と思ったら、そのギャップが面白くて好きになってしまいました。

【百人一首を楽しむコツその3】
「意味」を好きになる

***
いかがでしょうか。
百人一首は声に出してよむと、それだけでとても楽しい気持ちになれます!
暗記しようとしなくても、遊んでいればいつの間にかスラスラ言えるようになります。
正月も、正月以外でも、ぜひ楽しんでください!!

【参考資料】
子供と愉しむ百人一首(蝉丸)
ちょっと差がつく百人一首講座(蝉丸)

子供と愉しむ百人一首(菅家)

ちょっと差がつく百人一首講座(権中納言敦忠
子供と愉しむ百人一首(権中納言敦忠)


東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程。ノートルダム清心高校卒業。大学ではセクシュアリティについて勉強している。忍者が好き。服のセンスとユーモアのセンスがほしい。