日本史選択の人になじみのある、山川のこの教科書。

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出典:http://www.yamakawa.co.jp/textbook/ni-b301.html

「日本史はこの教科書を暗記しろ」と言われたことはありませんか?
でも、実際勉強している人の中には、
「本当に教科書暗記だけでいけるの?自分が目指しているのは難関私大だし、マニアックな問題もでるから対応できないのでは?」
という疑問を持つ人も多いはず。
けれど、私は山川の教科書を暗記することで、京大、早慶上智に実際に合格しました。

その暗記方法が、「教科書文章丸ごと暗記」です。
今回は、ただ用語や年代を暗記するだけではない、日本史教科書の「文章丸ごと」暗記法についてご紹介します。

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badge_columns_1001711「教科書丸ごと法」暗記の方法

まず、教科書を音読して、それを録音します。教科書の「第1部 原始・古代」から読み始めて、「第13章 激動する世界と日本」まで読み終わったら、録音したものを持ち運んで聞ける形にします。私は、CDにやいて、ウォークマンに入れていました。章ごとだと一区切りが長すぎて後から聞くときに聞きづらいので、教科書にある区切りを目安に、録音を区切っていました。
そしてそれを、通学中やお風呂の時などに、教科書を見ながらひたすら聞きます。問題集や模試で間違いの多かったところ等を重点的に聞きます。教科書を見ることができない時も、BGM代わりに流しておきます。
ポイントは、教科書穴埋め問題などを利用せず、録音したものを耳で聞きながら、教科書を見て、「文章丸ごと」頭に入れることです。

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badge_columns_1001711「教科書丸ごと法」暗記の効果

入試のために私が受けた試験は、センター試験、早慶上智、京大でした。

センター試験では言うまでもなく効果を発揮してくれた教科書「文章丸ごと」暗記。その後、センター利用はせず、難関私大と言われる私大の個別対策を一切しないまま、実際の試験に挑みました。私が受けた年は、上記の私大のうち二つの大学で江戸時代の村制度についての問題がでましたが、教科書の文章の流れに沿った形で、文章の構成も教科書とほぼ同じだったため、簡単に解答することができました。

京大の日本史の論述でも、文章ごと暗記していたおかげで歴史の流れが頭に入っていたため、自分なりに納得のいく答案を書くことができました。

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badge_columns_1001711日本史で「教科書丸ごと法」が効果的な理由

教科書を文章丸ごと暗記する最大のポイントは、日本史用語が文脈の中にある状態で暗記することです。

文脈の中に置かれているからこそ、その出来事がどのような順序で起きていたのか、その背景には何があったのかがつかみやすくなります。教科書の頻出用語のみを穴埋めにしたものを解いても、頭に入るのは用語だけになってしまって、流れの中で用語を問われる問題には対応できなくなってしまいます。

さらに、用語間のつながりが頭に入っていると、難解な論述問題を解くのも非常に楽になります。もちろん論述対策として論述問題の過去問などを解いておくのは重要ですが、教科書「文章丸ごと」暗記が基礎になってくれるのは間違いありません。

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いかがでしたか?
私は暗記が苦手で、最初は用語だけ覚えようと問題集をひたすら解いたり穴埋め問題をしたりしていました。けれど、いざ問題を解いても同じところばかり間違ったり、論述問題には歯が立たなくて、非常に困ってしまいました。そんな時に半ばヤケクソで始めて、私を救ってくれたのが教科書「文章ごと」暗記でした。自分の声で録音したからか耳にも残りやすく、結果的に大きな効果をもたらしてくれたのです。用語以外のつなぎの文章まで覚えるのは遠回りに思えるかもしれませんが、実は一番の近道なのかもしれません。暗記が苦手な人、論述問題が苦手な人。急がば回れの教科書「文章丸ごと」暗記を、今から試してみませんか。


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。