学校や仕事へ行く前、時計代わりにテレビを見ながら過ごす人は多いと思います。朝食を食べたり支度をしたりしながらなんともなしに朝の番組を眺める。そんなとき大抵目にするのが、星座占いです。
「今日のラッキーカラーはピンク!」「気になるあの人と急接近!」「忙しくてピリピリ、もっと心に余裕を!」
こんなフレーズよく聞きますよね。普段の生活ではそんなに気にすることもないコーナー。良かったらラッキー!くらいの人がほとんどでしょう。しかし、重要なイベントがある日に悪い結果を目にしたらどうでしょう。大事なプレゼンの日なのに自分の星座は12位。入試なのに「小さなミス連発!注意力が足りないかも」というコメント。 たかが占いだから……。と思いながらもひょっとしてと不安になり、その気分のまま出かける。なんだか本当に悪い結果になってしまいそうですよね。 こんなときは切り替えが大事!簡単に気持ちを切り替えるために、論理的に星座占いを見てみましょう。
占いを原理から見てみる
占いは適当に読み上げている訳ではなく、きちんとした根拠があります。それは西洋占星術と呼ばれるものです。
西洋占星術はバビロニア(現在のイラク南部)で紀元前2000年頃に誕生しました。 当時、バビロニアの人々は、天の星々は神々と結びついている、天の星が地上の出来事の前兆を示すという考えを持っていました。
(引用元:OKコラム|星座占い(星占い)の歴史は?)
星術で占っていく場合、生まれた日の星の中でいちばん大きな意味があるとされているのは、「太陽」なのです。この星はもっとも重要な星で、太陽の位置はその人の基本的なものをあらわし、「個性」「パイタリティ」のもととされる星です。いつもその人が気にしていること、独創力、行動、意志をあらわすのが太陽です。したがって星占いで簡単に占うときには、その人の太陽の位置だけで占うのです。(一部誤字を修正)
(引用元:西洋占星術|星占いのやさしい原型)
つまり、テレビでやっているような星座占いは、太陽の位置によるものを基本としているということです。しかし、本来は他の惑星の影響も考えて行われる占いです。「今日」の太陽との位置関係が悪かったからと言って、全ての運気が悪いとは限りません。
他の番組を見てみる
このように理屈で考えても、「最下位!」と実際に見てしまうと、なかなか気分は晴れませんよね。そんな時は他の番組の占いを観てみましょう。はたしてその結果は全て同じなのでしょうか。この記事を書いた前日の某日の星座占いの結果をいくつか見てみましょう。
1位うお座、12位ふたご座 (めざましテレビ、フジテレビ) 1位おうし座、12位いて座 (グッド!モーニング、テレビ朝日) 1位ふたご座、12位おうし座 (Yahoo!占い)
一致していませんね。占いをする人によって重視する要素が異なるため、このように結果も変わってくるのでしょう。これを観たら少し落ち着きますね。だからこそよく言われるように、自分の星座の運勢が悪かった時は別の番組を見て、良いほうの結果を信じるようにしましょう。そもそも、結果がバラバラなのだからテレビの星座占いなんて当てにならないと考えるのもよいでしょう。
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たがが占い、されど占い。悪い結果に引きずられないように気を付けてください。もちろん、良い結果だったら素直に喜んで、そのパワーで一日の勉強運&仕事運を上げてしまいましょう!
参考: OKコラム|星座占い(星占い)の歴史は? 西洋占星術|星占いのやさしい原型 フジテレビ|めざまし占い テレビ朝日|グッド!モーニング ゴーゴーほし占い Yahoo!占い|12星座運勢ランキング

