悩みや不安があって集中できない。 こういう人、結構いるんじゃないだろうか。
胸につっかかりがあって、勉強が進まない。そんな時、あなただったらどうする?
悩みがある時。不安な時。 それを忘れたり、頭から消したりするのは、はっきり言って無理だ。
皆さんは、「シロクマの実験」をご存知でしょうか? これは、「シロクマについて絶対に考えてないでください」と言われると、余計にシロクマのことを考えてしまうというものです
これは、以前Study Hackerでも紹介したことがあるシロクマの実験。 人間は、忘れること・考えないことがとっても苦手な生き物なのだ。
今日はそんなあなたのモヤモヤをスッキリ!勉強に集中する方法をご紹介しよう。
1.自分の心にタイトルをつけよう
ノートを開いたら、一番上の行に「自分の心情のタイトル」をつけよう。今の自分の心の中を表すのにピッタリなものを考えるのだ。
「気になるあの子が最近冷たい!自分のメンタルを整理する完璧マッピング」 「イライラ上司に対抗するために。今すぐできる簡単スッキリ術」
なんでも良いので、自分の心境を一度俯瞰してみてほしい。「実態の掴めない不安」ほど、やっかいなものは無い。自分の不安を表すタイトルを考えることで、割と簡単に今の自分の状態を察知できる。
2.「やなことアウトライン」をつくる
タイトルをつけたら、次はアウトラインを考えよう。 アウトライン、と言うと大変そうに思うかもしれないが、そんなことは無い。今自分が思っていること、漠然と「イヤ!」と考えていることを個条書きにしてずらりとリストアップしてみるのだ。最近上司にムカッときているあなたなら、
・コピーの取り方で細かく文句をつけられた ・貧乏ゆすりがうるさい ・何回も同じことを言われる
などなど。こじつけでもいいので、たくさんひねり出すのが重要だ。タイトルをつけ、大枠を把握したら、今度は詳細を知る番。意外と思いつかなかったり、予想以上にたくさんあったり。自分の悩みの規模を簡単に知ることができる。
3.原因を書き出してみる
ステップ2で書き出した項目ごとに、なぜそれが起こったのかを順番に考えてみてほしい。
・コピーの取り方で細かく文句をつけられた→以前も注意されてた ・貧乏ゆすりがうるさい→昔からの癖 ・何回も同じことを言われる→言ったことを忘れている
思いつかなかければ、想像でOK。原因を「考えること」、それ自体が非常に重要だ。ただ単にイライラしているだけでは、何も解決にならない。何事も原因があって起こっているのだということを認識しよう。
4.解決法をでっちあげよう
さあ今度は、その解決方法を考える番。でもこの時意識してほしいのは「別に実行する必要はない」ということ。
・コピーの取り方で細かく文句をつけられた→以前も注意されてた→注意はメモにまとめておく ・貧乏ゆすりがうるさい→昔からの癖→思い切って注意してあげる ・何回も同じことを言われる→言ったことを忘れている→前言われたことを指摘する
できないかもしれないけど、解決のしようはあるのだ。
この作業を繰り返していくと、そう気づくはずだ。途方もなく大きな悩みに思えた悩みにも、必ず解決策がある。そのことに気づくだけでも、気分が軽くなるだろう。
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この方法は「自分の不安を具体化し、把握すること」を目的としている。 悩みや不安に限った話ではない。何か自分の目の前に立ちはだかった時、対象を詳細に把握し対策を考えるのは非常に有効だ。
ただくよくよしていても何も始まらない。どうしたら悩みを解消できるか。戦略的にそれを考えてみようじゃないか。
参考 こんなにあった!「悩みや目標を紙に書き出す」ことの効用6つ

