young woman

どうしても自分に自信が持てなくて、次の行動に踏み出せない……。そんな人はいませんか。ここの本の筆者クスドフトシさんも、自分に自信が持てず、引きこもりになったり、うつ病になったりとつらい経験をされてきました。

自己啓発本やセミナーなど、色々と試してみても、うまくいく時とダメな自分に引き戻されてしまっ時があり、どうして立ち直れないのかと悩む日々が続く中で、ふとあることに気が付き、それがきっかけで少しずつ立ち直っていったと言います。
そして『世界はキミのためにある!』という同じような状況に悩む人のためのブログを立ち上げ、そこから生まれたのが、この『無意識はいつも正しい』という本です。
amazon書籍ランキング・自己啓発部門で第1位も獲得した、この本の内容を一部ご紹介します。

『無意識はいつも正しい』

クスドフトシ 著
ワニブックス 2015年

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badge_columns_1001711自信の持ち方について

自己啓発本を読んでも読んでも立ち直ることのできなかったクスドフトシさんが、ふと気づいたこと。それは、

心が病んだ時に心の問題ばかり考えるのではなく、「体」からもアプローチしてみる

ということでした。
それまでは悩みや心配事、不安といった目に見えない「心」の部分を解決しようとしてうまくいっていなかったのですが、心は体とワンセットである以上、体からアプローチしてみてはどうか、と考えたんです。
例えば、よく言われる方法に、ブラフ(ふりをする)ことで、それが実際の自分になる、という方法があります。そこで、自信がなくても、自信がある振りをしてみる、ということになります。

人間は外側からの刺激を与えたり、変化を加えることで内面(心)にも影響を及ぼします。

けれど、筆者は自信のあるふりをして外出してみよう、ということは言いません。自信を持てないのにいくら自身がある振りをしようとしても、現実の他人の目にさらされたら、一気に見せかけの不安は揺らいで、元気をなくしてしまうというもの。
自信がみなぎってくるポーズを家でやってみましょう(できる範囲で)というのがこの本の第1章でまず勧められていることです。もちろん、その具体的なやり方も掲載されています。
さらに、

継続させたい、習慣化させたいメソッドは7日間試してみる

7日間とにかく続けてみようと、筆者は言います。
1週間も7日間。ドレミの音階も1オクターブが7音。体の全細胞が入れ替わるのも7年。ついでに言えば、という数字は7で割り切れないどんな数を割っても、142857を循環する循環小数。7はぐるっと一周回るのに都合が良いという訳です。

smiling couple making yoga exercises outdoors

badge_columns_1001711「思考の転換」つまり、「色々な可能性を見てください」ということ

体を動かすことから自信を取り戻してみることを勧めてくれた筆者。
さらに筆者は一歩踏み込んで、「確かに自信が湧いてくるような気はする。でもそれって気休めじゃないの?」そんな疑問にも答えてくれます。
そして、自分が自信を持って前進することを妨げている種々の要因を挙げ、それに対してなぜそうなってしまうか、どう解消すればいいかを教えてくれます。
その中で繰り返し言われるのが、
思い込みをしてしまっている現状に気が付くこと

いきなり思い込みを変えるのは難しいかもしれない、でも今自分が思い込みをしてしまっていること、そして答えは他にもたくさんあると気づくことが大切だと言います。
思い込みは、自分の中で習慣になってしまって、勝手に自分をそこから抜け出せなくしているからかもしれません。
例えば、何をしようとしても、「でも」と、できない理由を考えてしまって踏みとどまってしまう。経験がある人が多いのではないでしょうか。
ここで筆者が勧めるのがリバースメソッドです。
例えば、【起業する!でもお金がない。】
これが、ふつうの思考ですよね。

脳の働きの一つとして、意識の終点を現象化(意識として上がってきて目に映る)する、というものがあります。

「今」を重ねて生きている私達は、どうしても考える基準が「今」になってしまいがちで、だからこそ、未来について考えても、今こうだから…と「でも」を足してしまうんです。
そこで、リバースメソッドです。やり方は簡単で、前後の文章をひっくり返すだけです。
【お金がない。でも起業する!】
これだけで、不思議なことに前向きな文章になりますよね。
できない理由を考えるな、ということはよく言われることですが、考えないようにすればするほど、そちらに意識が向いてしまいがち。このメソッドなら、逆にするだけで「やる!」という気持ちの方を前面化できるんです。そうすることで、無意識の内に、意識に残る、「やる!」という気持ちに見合う情報が目に入るようになってきます。
靴が気になる人は人の靴ばかり目に入るけれど、髪型が気になる人は髪型ばかり目に入る、これと同じです。

この終点である願望に見合う、情報や出会いをあなたは意識することになるので、その分だけあなたのやりたいことや願いが成就しやすくなります。

他にも、さまざまな成功のためのメソッド、自分に自信を持つためのメソッドが丁寧に解説されています。

こういった自己啓発本は、潜在意識など手に取られやすいキーワードを前面に押し出し、中身は具体例ばかりで一貫した理論がないものが氾濫していますが、本書はそういった自己啓発本とは違う、きちんと内容のあるものになっています。
柱となる提案が5章に分けて書かれており、その中で体を動かすことで心の幸せをつかむ、思い込みを捨てる、自分のことを大事にしてくれる人を大事にする……など自己啓発本ではよく見るキーワードが書かれていますが、そのそれぞれに理論的説明がなされていること、手軽に試せる実践的なメソッドが書かれていること、そしてそれらを試した時に、絶対心に浮かんでくるはずの疑問点なども丁寧にすくいあげ、それらを解消するメソッドなどもきちんと書かれているのが、他の自己啓発本と違うところです。
かわいいイラストとウィットに富んだ語りかけるような文章で、読みやすさも充分です。
筆者本人は、結局最後に自分に火をつけるのは自分自身でしかないのだから、こうした自己啓発本がなくなる日が来ればいいと語っています。それほどに、個人それぞれが幸せになること、自分を肯定できることを望む筆者が書いた文章は、一読の価値ありです。
最近元気が出ない、自分に自信が持てない、自分の望む方向に進めていない、と感じる人はぜひ手に取ってみてください。


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。