自習室の椅子に座ると、参考書を取り出すより前にイヤホンを耳に突っ込む。BGMがないと集中できず、ipodを家に忘れてくると、とたんにやる気半減。そんな人は意外と多くいることだろう。私もその一人である。だが果たして音楽を聴きながら勉強するのは、効率のいい勉強法なのだろうか。以下に音楽を聴き“ながら勉強”のメリット・デメリットをあげてみる。

badge_columns_1001711音楽を聴くことで集中力アップ!

音楽を聴くことには集中力を飛躍的にアップさせる効果がある。人が音楽を聴いてリラックスすると脳内に出る、アルファ波という電気信号には集中をもたらす効果があるそうだ。人によってリラックスできる音楽というのは違うが、一般的にはクラシック音楽が有効だといわれている。一見「音楽」と「勉強」の2つを同時にこなすことは作業効率を落としているように感じるかもしれないが、人は一回集中しはじめると、それ以外のことはシャットダウンしてしまう性質を持っている。だから、最初は音楽が耳に入ってくるかもしれないが、勉強に集中し始めると音楽は聞こえなくなるのだ。

1日1時間しか勉強できない超多忙な私が、90日でTOEIC800越え。「私に合った勉強法」のほんとうの意味。
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badge_columns_1001711モーツァルト効果でミス減少

「モーツァルトの音楽を聴きながらテストを受けた生徒はモーツァルト以外の音楽を聴きながらテストを受けた生徒に比べて成績がよく出た」という有名な研究結果がある。またモーツァルトの音楽を聴きながら育った幼児や植物の発育が非常に良かったり、モーツァルトを職場で流したところ仕事のミスが大幅減少したなどと、試験の成績向上以外の場面でもモーツァルト音楽の効果は見られる。なぜならモーツァルトの音楽には1/f ゆらぎという人には聞き取れない周波数が含まれており、そのゆらぎには、絶大なリラックス効果があるというのだ。このリラックス効果のおかげでストレスフリーの状態で目の前のことに落ち着いて取り組むことができ、ミスが減ったり、スコアを伸ばすことが出来るのだ。

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badge_columns_1001711妨げになる音楽も

では、どんな音楽でも、聴きながら勉強すれば効率が良くなるかと言われればそんなことはない。まず賑やかでついついリズムをとってしまうような音楽は、気持ちが落ち着かず、なかなか勉強に集中することができなくなってしまう。そして歌詞がある音楽も、歌詞に気を取られ目の前のことに没頭できずミスを誘発する危険性がある。さらに好きなアーティストの曲は、その歌に聞きほれているうちに光陰矢の如し。限りある時間はみるみる減っていってしまうであろう。勉強のBGMにするためにはこのような曲ではなくゆったりとリラックスできて、自分の興味を引きすぎないものをチョイスすることが大切である。

音楽を聴きながらする勉強には賛否両論あるが、音楽を聴かないとなかなか集中できない人が無音状態で無理やり勉強しても、なにもいいことはない。音楽のチョイスさえ間違わなければ、音楽はあなたの勉強生活に、1つも2つもプラスを与えてくれる。勉強BGMを見直して、今日から質の高い音楽聴き“ながら勉強”を始めてはどうだろうか?

参考
大学受験の勉強法!モーツァルトって本当に効果あり?!
集中力を高める音楽


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。