皆さんは作業をしている時に音楽を聞いていますか? 音楽を聴くから集中出来る人もいれば、それでは逆に集中出来ない、むしろ無音じゃないと全く作業にならない人も中にはいると思います。でも、実は選ぶ音楽やそのタイミングさえ間違わなければ、作業中だけでなく、生活をするうえでプラスになることが多いのです。
そこで、今回は音楽を聴くことで得られる効果について話していきたいと思います。
リラックス効果
音楽にはリラックス効果があることで知られており、中でもクラシック音楽が特に効果があります。
クラシック音楽はアルファ波を誘発させて精神を落ち着かせます。アルファ波とは、人がリラックスして精神が安定している状態のときにのみ出る脳波です。この脳波は、「1/fゆらぎ」という周波数の物理現象(川のせせらぎや海の波のリズムなど)によって生まれます。クラシック音楽はその「1/fゆらぎ」を多く持つ音楽なので、アルファ波を誘発させ高いリラクゼーション効果をもたらすのです。
(引用元:美肌マニア|クラシック音楽のリラクゼーション効果がすごい!)
また仕事や勉強では主に左脳ばかりを使っている日常生活において、クラシック音楽は右脳を刺激し、左脳を休ませる効果があります。少し休憩することで脳は充電され稼働を上げるので、何か作業をした後の休憩時に聴くと、休んだ後の作業効率がぐっと上がっていることでしょう。 ただ、クラシックのような静かな曲なら何でも良いわけではなく、たとえ静かなバラードでも歌詞があるとその歌詞を頭が追ってしまいます。逆に疲れてしまうかもしれませんので注意して下さいね。
睡眠の質アップ
仕事や勉強に集中した後に、やっと終わった、さあ寝ようと思ってもなかなか寝付けないこと、ありますよね。それは脳が興奮していて、眠るための準備が整ってないからなのです。こんな時こそ、音楽の出番。しかし、好きな曲だからといって何でも効果がある訳ではありません。 興奮した脳を落ち着けたい時にオススメなのは、川の流れや海の音、また鳥のさえずりなどの自然音や、先程のリラックス効果でもあがった「1/fゆらぎ」を出す音。もちろんクラッシックも効果的。また、眠る時に周囲の音が気になる時は、音を音で消すマスキング効果にも自然音が適しています。
自然音は音楽とは異なるかもしれませんが、他にもイライラの解消や疲労回復もあると言われているので是非試してみて下さい。就寝時間の30分前などに聞いておくと一番効果が出るそうですよ。
免疫力アップ
これからの季節に多くなってくるのがインフルエンザや風邪といった感染症。なんと音楽には、免疫を上げる効果もあるのをご存知でしたか? ドイツの実験により、ダンスミュージックで免疫力を上げる効果があるという結果が出ているのです。
ドイツのRonny Enk博士は数年前、「Music and the immune system」(音楽と免疫システム)という論文の中で、「癒し音楽」だけでなく、テンポのいい「ダンスミュージック」でも体内の抗体のレベルが上がることを実証しました。実験では、50分間、ハッピーで楽しい「ダンスミュージック」を約300人のボランティア参加者に聴かせ、コルチゾールのレベル(ストレス・ホルモン)分泌量をデータ測定しました。その結果、「ダンスミュージック」を聴いた人のコルチゾールのレベル(ストレス・ホルモン)分泌量は抑制され、抗体免疫グロブリンAが高まったという結果が出たのです。
(引用元: 女子SPA!|クラブ系ノリノリ効果で免疫力UP、ダイエットも大ブーム)
免疫アップに加えてストレスも抑制していることが分かり、良いことづくめですね。
*** 以上、音楽の持つ3つの効果をあげてみました。作業中の音楽も聞き方さえ間違わなければ、大きな効果をもたらすのです。このような科学的な根拠はもちろん、好きな音楽を聴くだけでも気分が上がるので、それぞれ自分にあった音楽ライフをみつけて楽しんで下さいね。 参考文献 美肌マニア |クラシック音楽のリラクゼーション効果がすごい! 女子SPA!|クラブ系ノリノリ効果で免疫力UP、ダイエットも大ブーム ぐっすり眠ってスッキリ目覚める!リラックス&リフレッシュ!|五感の聴覚『耳』から聴いてリラックス 熟睡研究所|良い眠りには環境も重要!睡眠時に適した明るさ・温度・湿度・音とは