週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画「NARUTO-ナルト-」。 落ちこぼれ忍者の主人公ナルトが、里の長である火影を目指しながら成長していく物語です。 惜しまれながら2014年に全72巻で完結しました。 今回は、「NARUTO-ナルト-」の登場人物の一人、マイト・ガイに注目してみたいと思います。
熱血濃厚忍者、マイト・ガイ
マイト・ガイは、主人公ナルトの住む里の忍。 黒いおかっぱ頭に海苔を張り付けたような眉毛、そして緑の全身タイツという個性的な見た目をしています。 しかし、もっと個性的なのはその見た目より性格。 「熱血」を体現したような性格をしており、とにかく熱い。 根性と情熱で全てを乗り切ります。 このマイト・ガイの生き方には、勉強に応用できる良い点がいくつかあるのです。
自分の苦手分野を得意分野でカバー
ガイは忍者であるにも関わらず、忍術を使うのが苦手でした。 そのため、忍者を目指す子供たちが通う学校に補欠で合格するような有り様。 しかし、その分体術を磨き、里の中でもトップレベルの忍になったのです。 これは、自分の得意不得意を正確に見極め、得意分野で苦手分野をカバーするということ。 もちろん、苦手分野も克服が必要なこともありますが、とても有効な戦略でしょう。
己を追い込む「自分ルール」
ガイがことあるごとに持ち出す「自分ルール」。 これは、何かを達成しようと思ったとき、失敗した場合の罰ゲームを自分に課すという方法です。 ガイが実際に作中で発動した自分ルールは次のもの。
「カカシ!もし俺が負けたら逆立ちして木の葉の里を500周してやる!」 (ライバルであるカカシにじゃんけん勝負を挑むときの一言)
…...。つっこみどころがいくつかありますがそれは置いておいて。 自分ルールがどのようなものかお分かりいただけたでしょうか。
この自分ルールには二つの利点があります。 まず、失敗したときに罰ゲームを設けることで、自分を限界に追い込むことができます。 罰ゲームをしたくないという気持ちから、自分の力をより発揮できるでしょう。 次に、例え失敗したとしても、その罰ゲームによって、自分を鍛えられます。 ここで重要なのは、自分のためになる罰ゲームを課すこと。 罰ゲームをクリアすることで、次の成功につながることでしょう。
具体的には、「この英語の文章を五分で読む。出来なかったら単語帳3ページ暗記」「この課題に十分間集中。出来なかったらもう十分延長」などが使えそうですね。
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いかがでしたか。 クールさがもてはやされるご時世ですが、ガイのように熱く、色々なことに挑戦してみるのもいいかもしれません。
参考 岸本斉史「NARUTO-ナルト-」集英社

