みなさんは図書館に行きますか?

最近は、本を読んだり、借りたりするために足を運ぶというよりは、作業する場所を求めて図書館に訪れるというイメージがあります。私ももっぱら図書館で勉強をしています。

しかし、図書館とは本来文献を保管しておくべきところなので、本を読むためにこそ足を運びたいものですね。今回は、そんな方にオススメの国立国会図書館という最強の図書館を紹介します。

本を読むためなのはもちろん、近所の図書館でなかなか借りられない本も国立国会図書館にお任せください。あまり図書館へ行かないという方もきっと行きたくなるはずです。

国立国会図書館とは

国立国会図書館とは、1948年に設置された日本に存在する唯一の国立図書館です。「議員の調査研究に資するため、別に定める法律により、国会に国立国会図書館を置く」という法律のもとに建てられました。

国会図書館という名前や“議員の調査研究のため”という文言を聞くと、大仰で私たち一般人からは縁のない場所かと思ってしまいがちですが、18歳以上であれば誰でも利用することが可能なのです。

なんと、蔵書数は4000万冊以上。東京大学の蔵書数が900万冊、京都大学が650万冊なので、日本を代表する大学と比べてもその数は圧倒的です。東大の図書館の4〜5個分の規模を誇る図書館であり、国立図書館の名前は伊達ではありません。

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日本で出版された全ての書籍が集まる

国立国会図書館の特異な点は、日本で出版されたほぼ全ての書籍が収納、保存されているということにあります。というのも、日本国で本を出版する以上、だれであっても国会図書館に献本をしなくてはならないという規定があるためです。

出版物であれば全て揃っているため、古書や新聞、古い時代の地図から話題の小説や漫画、果ては週刊誌まで、とにかくありとあらゆる出版物が存在するのです。

「留学していて1年前からジャンプ読んでないや……」と嘆いている人がいたら国立国会図書館へ行くことをオススメしてください。週刊少年ジャンプ第1号からいくらでも読み返すことが可能なのです。

貸し出しが不可能

しかし、他の図書館と異なり、国立国会図書館は貸し出しが不可能となっています。どんなに借りたいと思っても家には持ち帰れないので、図書館にいる間に読破しなくてはなりません。

ただ、逆手に取ればメリットでもあります。公共の図書館では人気すぎて借りられない書籍でも、国立国会図書館に赴けば順番待ちせずに読める可能性があるからです。

話題となった又吉直樹著「火花」は、世田谷区立図書館の予約件数が2800件にも上ったそうです。もちろん、買えばすぐに読めますが、普段あまり本を読まない人にとって本を買うことはなかなかハードルが高かったりしますよね。

ものすごく頑張って読んで1人1日のペースで貸し借りを行った場合でも、予約待ちの最後の人に本が渡るのは7年半後です。その頃にはもう読む気も失くしてしまっているかもしれませんよね。予約していたことさえも忘れてしまいそうです。

しかし、そんな「火花」さえも、朝一で国立国会図書館に赴きさえすれば、だれよりも早く本を手に入れることができます。貸し出しができないため、必ず図書館に所蔵されているからです。その場で読まなくてはいけませんが、集中して読むことができるので少しずつ読み進めていくよりも良いですよね。

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本の探し方

国立国会図書館は書庫が広すぎるため、本棚を自分で歩き回って本を探すことはできません。その代わりに、本の在庫を確認するためのコンピューター端末を使って本を照会します。

サッカー場21個分の広い書架を照会してから20分ほどで本が到着するので、指定された場所に取りに行きましょう。この時、本の取り寄せができるのは合計3冊と決まっています。取り寄せの際の時間を考えると、2冊手元に残しておき、1冊読み終わるごとに取り寄せの申請をするのが効率的でオススメの利用方法です。ちなみに雑誌は合計10冊ほど取り寄せることが可能です。

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東京に住んでいる人も意外と知らなかったり、利用したことがない国立国会図書館。貸し出しができないというデメリットはありますが、これほど便利な図書館は存在しないでしょう。本を読むだけでなく、作業したり、ご飯を食べることも可能です。日曜日・祝日以外は運営しているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(参考)
国立国会図書館
Wikipedia|国立国会図書館
国立国会図書館法(昭和二十三年二月九日法律第五号)
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