宿題や受験勉強の質問も多いYahoo!知恵袋
みなさんご存じYahoo!知恵袋。利用したことがある人も多いと思います。 この知恵袋、さまざまな質問がジャンルごとに分類されています。
「教養・サイエンス」だったり「子育て・教育>受験」といったところには学校の宿題や受験勉強の質問がたくさん載っています。
このヤフー知恵袋、質問すると割と詳細に回答してくれる方が多いんです。 私の出身高校にも、「たまに知恵袋に行って、勉強系の質問に回答している」なんて先生もいらっしゃいました。
質問をすればすぐに回答が得られることが多いのもいいところですね。
質問するのはもう古い!知恵袋は「答えて」使え!
ですが、今日ご紹介したいのはこの方法ではありません。 知恵袋で「聞く」なんてのはもう当たり前、というかちょっと時代遅れですらあります。 今日伝えたいのは、自分が回答者になってしまうという勉強法。
え?どういうことかって?じゃあちょっと私が実際にやってみましょうか……。
1、得意教科を選ぶ
まずは自分の得意科目を考えてみてください。誰しもひとつはあるはず。 私の場合、生物です。
そうしたら、ヤフー知恵袋のページに飛んでください。 「カテゴリ」のところから「教養・サイエンス」の項目を選択。 そして、自分の得意とする項目を選んでみてください。
2、答えられそうな質問を選ぶ
必ず答えられそうな質問を選んでください。 なぜか?それは、難しい問題を選んで答えられないと自信を失ってしまうからです。
勉強においてメンタル状態はとても重要。
試験中いつもは解ける問題が解けず頭が真っ白になったこと、ちょっと難しめの問題が解けるだけで飛び上がりたくなるほどうれしくなったこと……誰しも経験があるはずです。 ちょっとしたことがモチベーションを左右します。こんなところで自信を失ってしまってはもったいない! 答えられそうな質問をチョイスしましょう!!
私は…そうですね、これにしましょうか! Q.「葉緑体とミトコンドリアにある電子伝達系におけるATP合成の仕組みは同じですか?また、このATP合成の仕組みを何といいますか? 」
3、答える
さて、実際に回答してみましょう。 ここまできたらあとは書くだけ、超楽チン!……だと思いましたか? それがなかなか難しいんです。
まず、「人にむけてわかりやすく書くこと。」 相手は内容を理解していないわけです。 その人が完全に理解できるように書かなければいけません。 ヤフー知恵袋上で教師にならなくてはいけないわけです。
そして、回答を書いているうちに思い知らされるのが、「自分の知識がいかに不正確なものであるか」ということです。 さっきまでは「楽勝!」と思っていたハズなのに、書き始めてみると次々と疑問点が。
「あれ?ミトコンドリアのATP合成って、どこから電子を供給しているんだっけ?」 「じゃあ葉緑体は?」
そういう時は、素直に調べましょう。 試験会場ではカンニングは一発アウトでも、知恵袋では咎める人はいません。 教科書なり問題集なりをどんどん使って、ベストな回答を作り上げましょう。
さてさて、こんな感じでいいかな…?
4、あとは待つ!
回答の投稿が終了したら、あとは待つだけ。 数日後もう一度開いてみましょう。ひょっとしたら返信やお礼のコメントが書かれていたり、ベストアンサーに選ばれていたりするかもしれません。
経験したことがある人はわかるかもしれませんが、これ、かなりうれしいですよ! 自分が手をかけて書いたものが、誰かに読んでもらえて、しかもお礼を言ってもらえる!これほどうれしいことはありませんよ!
…私は…コメントは付きませんでしたね(笑)
Yahoo!知恵袋「答えて」使う勉強法の3つの長所
1.知識の再構築ができる。 人に教えることで、自分でも気づかなかった弱点がわかってきます。 教える→わからない→調べるのサイクルを通して知識をより確実なものにできます。
2.優越感に浸れる なんだそれ、と思った方もいらっしゃるかもしれません。 でもこれ、意外と重要。
先ほども書きましたが、勉強においてモチベーションやメンタルは大きな影響を与えます。 Study Hacker内でもこんな記事(Don't think teach!)が以前ありました。
誰かに質問され、答え、喜んでもらえる。そしてちょっぴり優越感に浸れる。一つ一つは小さいですが、勉強を続けていくうえで、きっとやる気につながります。
3.どこでもできる。 今や誰もがスマホを持ち歩き、街中をwifiが飛び交う情報化社会です。 電車で帰宅途中。カフェでくつろいでいるときに。トイレの中でも。いつでもどこでもネットに接続することができます。
もちろん、この勉強法を受験勉強の主軸に据えろとはいいません。 単語帳やリスニングにちょっぴり飽きたときにでも、やってみてもいいかもしれませんよ。
※ヤフー知恵袋で質問、回答するためにはYahooのアカウントが必要です。

