parkinsons-law1

やらねばならないことを先延ばしにして、結局いつも締切直前。火事場のくそ力でどうにかしのいだものの、もうこんな思いはしたくない……という方は多いのではないでしょうか。
毎度毎度悔い改めようとしてるのに繰り返してしまう。実はその原因は怠惰とかではなく、どうしようもない性のようですよ。

人は締切に支配されている

なぜ人は、本気を出すのが締切ギリギリになってしまうのでしょうか。これは見方を変えると「人は締め切り前に異常なまでのパワーを発揮し、何とか間に合わせている」ということです。
今回は何故人は締切直前になると集中力やパフォーマンスを向上できるのか考えてみます。

かつて英国の官僚を観察していた政治学者が『パーキンソンの法則』というものを提唱しました。それは「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というもの。つまり、人は締切があるがゆえにその直前に終わるように仕事をするように出来てしまっているのです。

逆に言えば、「締切直前のパフォーマンス力は、本来持っている力を発揮すべき時に発揮しているにすぎない」と考えてもおかしくないでしょう。

10年ぶり英語への挑戦で、TOEIC895点。秘訣は「毎日続けること」への科学的アプローチ
人気記事

パーキンソンの法則に陥る原因

パーキンソンの法則に陥ってしまうのには、以下のような理由が考えられます。
・余裕があると思って着手するのが遅くなってしまう。(追い込まれないとやらない)
・ダラダラ作業をしてしまう。
・時間があると思い、必要以上に細部までこだわってしまう。

直前になって追い立てられるより、余裕をもってやった法が良いに決まっていますよね。それはどうしたら可能なのでしょうか。

自分で締切を作る

締切の直前まで作業しないのが人の性というのならば、締切の前に自分で締切を設定しましょう。そうすることで、様々なメリットが得られます。例えば、

・締切ぎりぎりで、雑になることを避けられる
時間ができたことで、対外的には締切に余裕を持った人となることが出来ます。

・時間に余裕ができる
空いた時間で完成したものをブラッシュアップする、あるいはまったく別のことに当てることも出来ますタスクが想定以上に重いもので締め切りを越えてしまったとしても、二段構えにしておけば対外的な損失をなくすこともできます

・だらだらと無駄に過ごす時間を削れる
締切が早くなったことでそこに向ってパワーを注いだ結果、だらだらと過ごす無駄な時間が減ります。当初の締切までの時間を、他の何かにあてることも可能です。

parkinsons-law2

自作締切でも守るためには他人の力を

さて、自作締切ですが、ポイントとなるのは「努力目標」ではなく「厳守すべきもの」とすることです。せっかく設定しても守らなければ何の意味もないですからね。最後に自作締め切りをきちんと守るため方法を考えましょう。

人から与えられる締切が守られるのは、それを破ると「自分の将来(評価)にかかわる」「他人に迷惑がかかる」という何らかのマイナスが起きるから。
それを利用して、「SNSなどで大々的に自分の締切と進捗をレポートする」「締切に間に合わなかったら仲間たちにご奢ると宣言する」などのペナルティーを作ってみましょう。これで、本来の締切直前にお尻に火がついたのと同じ状況になるのではないでしょうか。

***
締切ギリギリになるとアドレナリンが出ていつも以上のパワーが出るので、乗り越えられてしまったり、乗り越えたことにより普段以上の達成感や快感を感じて、また同じ事を繰り返してしまいがち。そのスリルを味わいたい人は良いですが、本当にそこから逃れたい人は、ぜひこれらの方法を試してみてください。

参考
wikipedia|パーキンソンの法則
LIDSY|誰もが陥る人間性の罠。パーキンソンの法則って知ってる?
Peachy|締切りまでできないクセの改善法


京都大学農学部森林科学科所属。岐阜県立岐阜高校卒業。高校時代は剣道部、大学では体操部に所属。大の神社好き。年間60社以上参拝している。