こんにちは。 みなさんはGoogleマップでストリートビューをよく使いますか? あんまり使いませんよね。僕は使いません。 そもそもストリートビューは、自分がまるでそこにいるかのように360度その場所の写真を提供してくれるシステムです。 迷子になった時や、入り組んでいて目的地が分からない時なんかに重用するかと思います。
そんなストリートビューですが、実は社会科の勉強に使えるのです。 どんな場所でも周囲の場所を写真で表示してくれるサービス……ということは、歴史的な遺跡や建造物を写真で見られる?!
そうです。 Googleストリートビューを使えば、世界の歴史的建造物を直接見たかのような臨場感で学ぶことができます。 ヴェルサイユ宮殿やコロッセオ、ストーンヘンジなど、一般人が立ち入り禁止の部分まで写真で見ることができるんですね。
そんな超超超便利なGoogleストリートビューですが、ついにギザのピラミッドが登場しました。
https://www.google.com/maps/views/streetview/pyramids-of-giza?gl=jp
こちらから見ることが出来ます。 (上部のメニューから他の国の遺跡や様子を見ることができます)
今回は古代エジプト特集らしく、かつて栄華を誇ったエジプトの魅力的な場所を紹介しています。
三大ピラミッド
クフ王・カフラー王・メンカウラー王の三大ピラミッドを見ることができます。 この構図はピラミッドを東側から見ている状態ですが、近づくことも、回り込んで西側から見ることも可能です。
Googleストリートビューは、こんな風に近づいてみたりすることもできる、非常に便利なシステムですね。
正面から見てみましょう。 クフ王のピラミッドですが、圧巻すぎて言葉になりません。
大きいということは知っていましたが、人間と比べてこんなにも大きいなんて。 ただただ圧倒されるばかりですね。
また、今回のエジプト特集はピラミッドだけではなく、他のものも見ることができます。
スフィンクス
ナポレオンがエジプト遠征をしたとき、「俺よりも立派なヒゲをしやがって!」と顔を爆破したエピソードで有名ですね。(実はこれは嘘。ナポレオン遠征の300年ほど前にヒゲは焼失していたとか。)
ちなみにスフィンクスですが、考古学的には紀元前2500年にカフラー王の命令で、第二のピラミッドと共に作られたというのが定説となっています。 しかし、地質学者の科学的な調査によると、紀元前7000年に建造されたという結果が出たそうです。 また他の地質学者はこれを「保守的」とみなして、氷河期の終わり、つまり10000年前に造られたと主張しています。 他にも、紀元前10500年ごろに春分の日の朝、スフィンクスの正面からしし座が昇ったことから、スフィンクスの建造をこの時代とする説もあるそうです。 ロマンですね。 とてつもない魅力を感じます。 人生が5回くらいあったら、1回は考古学者になって文明の謎を解き明かしたいです。
細かい通路も歩ける
そして、この歴史的建造物シリーズの最大の特徴は、通路も歩けるということです。 著名な遺跡を遠巻きに眺めるだけではなく、観光客と同じように周囲の探索も可能です。 まるで自分がそこに行ったかのように感じさせてくれます。 これを利用することで、一般人が立ち入れない場所にも写真を通して行くことができます。 ストリートビューならではの観光ですね。
「Googleストリートビューって、名前だけは知っているけれど実際にはあんまり使ったことがないな……」 という人が多いと思います。 僕もそうです。 しかし、ストリートビューにはこんな素晴らしい機能がついていたんですね。 教科書や資料集を眺めるだけの勉強では面白みがありません。 今日からストリートビューを活用して、実際に観光した気分になって勉強しましょう。 そして、志望校に合格したらぜひ、その場所を訪れて自分の目でしっかりと観光しましょう。

