3つのボールで集中力回復! "3ボールカスケード" で休憩時間にリフレッシュ

長時間のデスクワークで疲れた時。集中力が途切れてきたのでリフレッシュしたい時。皆さんならどのようにして気分転換しますか?

散歩に行く、コーヒーを淹れる、音楽を聴くなど、人それぞれやり方があると思いますが、同じ方法ばかりでは飽きてしまいますよね。そこで今回、「3ボールカスケード」という新たなリフレッシュ法を紹介したいと思います。

3ボールカスケードなんて聞いたこともないよ、という人も多いかもしれませんね。ジャグリングと言えばよりお分かりいただけるでしょうか。3つのボールを使ってお手玉みたいなことをするものです。おそらく一回くらいは見たことがあると思います。(こちらの動画をご覧ください:日本ジャグリング協会オフィシャルサイト|カスケード(100キャッチ)(3ボール)

実はこれが、勉強に疲れた時のリフレッシュ方法として最適なのです。一見難しそうに見えるこの技ですが、実は早い人だと1週間くらいで習得できてしまうものですので、皆さんも息抜きがてらに挑戦してみてはいかがでしょうか。

セロトニンを分泌させる効果がある

3ボールカスケードは、一定のリズムでボールを投げるリズム運動です。3ボールカスケードやウォーキングのようなリズム運動を行うと、セロトニンというホルモンが分泌されます。セロトニンは、精神を安定させてくれるホルモンで、「天然の抗鬱剤」とも言われているもの。疲れて少し気持ちがふさいでしまったときには、セロトニンを分泌させると良いリフレッシュになるのです。

普通は疲れたからといって、すぐにウォーキングをするわけにはいきませんよね。靴を履いて外に出なくてはいけませんし、雨が降っていてできないこともあるでしょう。一方3ボールカスケードなら、ボールさえ手元に置いておけば、室内ですぐに行うことができます。天候に左右されず、準備時間の必要もないので、合間のリフレッシュ法としてはぴったりなのです。

また、セロトニンを分泌するためには集中することも大切なのですが、3ボールカスケードはこの条件も満たしています。ある程度集中しなければ、器用にボールを投げ続けることはできないため、自ずと集中することになります。有名な数学者であるピーター・フランクルさんも、研究に疲れた時にはボールの練習をして頭をスッキリさせるそうですよ。

上達の過程が実感できる

気分転換に適している3ボールカスケードですが、習得する過程にもメリットはあります。それは、上達のプロセスが分かるということ。

あなたが3ボールカスケードを習得しようとするなら、初めから3つのボールを投げるようなことはしないでしょう。まずは1つのボールを正しく投げられるようにしてから、2つ、3つと順にボールを増やしていくはずですし、これが正当なやり方です。

このように、目標までの段階を区切り、順を追ってできるようにしていくというのは、上達の基本的な過程と言えます。これはたとえば、勉強やスキルアップなどでも同じことですね。

社会人が英語を習得するプロセスを例にとって考えてみましょう。英語を勉強し始めたときには、学生時代の記憶がうっすらと残っている程度かもしれません。この状態でいきなり難解な例文にチャレンジしたり、ナチュラルスピードのリスニングを聞き取ろうとするのはハードルが高すぎますよね。まずは、短くて簡単な文を使って、基礎的な語彙や文法事項の復習からはじめていくはずです。それから徐々にレベルを上げていき、最終的にはビジネスで使えるレベルまで力を付けていくことになります。

ただ、これにはある程度長い時間が必要なことです。昨日と今日で全然違う! というレベルで上達するわけではありませんから、どうしても上達の実感は湧いてきにくいものですね。しかし、3ボールカスケードであれば、上達に必要な期間はせいぜい1週間。その間には、ボールを落とすという明確な失敗を経験をしながら、段階を踏んで上達していく過程をはっきりと体感することができます。

3ボールカスケードによって、物事とは徐々に上達していくものなのだということが理解できると、あらゆるスキルアップおいてもその考え方を当てはめることができます。目標に向けて階段を1段ずつ上って行かなくてはならないのですから、始めから高すぎる目標を掲げて挫折するという "非効率な失敗!" を防げるようになるのです。

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メリット番外編:ウケがいい

せっかく3ボールカスケードを習得したなら、自室で一人黙々とやっているだけではもったいないものですよ。実は皆さんが思っている以上に、3ボールカスケードはウケがいいのです。

例えば、会社やサークルの飲み会などで芸をしろと言われた時、3ボールカスケードができればそれだけで人気者になれます。今はまだそういう機会はないという人も、一芸を持っておくと重宝するはずです。

慣れてくれば、ボールでなくとも、手に収まるくらいの物体なら投げることが可能になります。ボールを持ってきていない、なんていう時でもその場にあるものでできてしまいますから、チャレンジしてみてはいかがでしょう。実際、以前筆者が飲食店でバイトをしていた時は、おしぼりを3つ投げてお客さんから拍手をもらったりしていました。

*** 手っ取り早くリラックスしたり、上達を実感したり、拍手をもらったりできる3ボールカスケード。意外と簡単に身につく上に、たくさんのメリットがあるので非常にお得だと思います。身につけたいと思った方は、下のサイトにわかりやすく説明されていますので、ぜひ活用してみてください。 ・ジャグリングをやってみよう|ジャグリング練習帳カスケード

(参考) yomiDr.|ジャグリングで頭シャキッ Rhythm|セロトニン増やす方法!医師おすすめ、リズム運動・呼吸から食べ物まで(実践編) 児玉光雄著(2011),『上達の技術 一直線にうまくなるための極意』,SBクリエイティブ.

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