これまでの第6回までは、フォトリーディングの基本的なやり方を解説してきました。ここからは、フォトリーディングを習得した人たちが、身につけたスキルを使って、どう人生に活かしているかをご紹介していきましょう。

仕事でステップアップをする方法や才能を伸ばす方法はたくさんあります。私自身も、27年間経営者をしながら、スキルアップをするため、たくさんのメソッドに触れてきました。

そんな中でもフォトリーディングをマスターしたことで、本を速く読めるようになっただけでなく、経営面でも日々の仕事面でも驚くほど大きな結果を残せるようになったのです。仕事への考え方や行動、発想力、アイデアを形にしていくプロセス、経営の在り方など、ありとあらゆることが変わりました。フォトリーディングは、才能を目覚めさせ、人生を大きく変えるメソッドなのです。

今回のテーマは「転職」です。私の講座の受講生からは、「フォトリーディングを学んだことで転職できました」「転職先でフォトリーディングが役立っています」という報告がたくさんあります。キャリアアップや年収アップなど、転職の目的はさまざまですが、まずは「転職先の見つけ方」とフォトリーディングの関係をお話します。

自分が興味のある分野の仕事がわかる

転職を躊躇している人の中には、「今の仕事は自分に合っていない。転職したいけれど、どの方向に進めばいいかわからない」という人も少なくありません。

しかし、フォトリーディングで速く本が読めるようになると、仕事で必要な本だけでなく、自分の興味のおもむくままに本を読む余裕がでてくるのです。そのときに、あなたにとって読んでいて楽しい本、タイトルを見ただけで思わずニヤッとして手にとって買いたくなる本は、どんな本でしょうか。読みたい本によって、あなたが一番興味を持っている分野がわかれば、次の仕事でやりたいことも明確になってくるのではないでしょうか。

また、たくさん本を読んでいるうちに、これまで知らなかった情報を得ることができ、新しい分野にチャレンジする気持ちがわいてくることもあるでしょう。

「自分がやりたいことがわからない」という人は、まずはフォトリーディングでたくさん本を読んでみてください。好きな分野、興味のある分野、得意な分野が明確になり、自分が進むべき道が見えてくるはずです。自分の好きな分野なら、探求心をもってプロフェッショナルと呼ばれる域まで成長することができるでしょう。

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希望の会社のリサーチも短時間で行える

自分がやりたい仕事の分野が決まっている場合、転職するにあたって、希望の会社のリサーチを行うのが一般的です。その会社のホームページをチェックし、本や資料はもちろん、業界動向にまつわる本を3冊は読み、競合他社についても調べましょう。

忙しい毎日の中での転職活動も、フォトリーディングで本や資料を読めば、短時間で情報を収集することができます。しっかりと会社の下調べをしておけば、面接にも自信を持って挑めるでしょう。実際に、人事担当者から「君、わが社のことに詳しいね」と言われ、採用された受講生もいます。

また、フォトリーディングを行うと、脳が活性化して、「直感が働く」という人が多いのも特徴。会社選びで迷ったときには、直感があなたにぴったりな会社へと導いてくれることもあるでしょう。

転職後、新しいことを覚えるのにも役立つ

転職してからは、新しいことをたくさん覚えなければなりません。そんな場合も、フォトリーディングを習得していれば、短時間で覚えることができ、周囲から「新しく入った人は、できる人」と一目置かれることでしょう。新しい仕事にもすぐに慣れ、すぐに即戦力として活躍できる可能性が高まります。また、たとえば異業種へとヘッドハンティングされた場合、フォトリーディングがあれば、臆せずにその道へと進んでいく自信につながります。

私の受講生の中に、官僚(内閣府に勤める国家公務員)から震災後の陸前高田市の副市長に抜擢された、久保田崇さんがいます。現在は立命館大学大学院公務研究科教授をされておりますが、東日本大震災があった2011年から4年間、陸前高田市副市長を務め、復興に尽力されました。 久保田さんは、フォトリーディングをマスターする前は、1年間で読む冊数は50~100冊程度でしたが、受講後は年間300冊読めるようになったそうです。

副市長という仕事は、さまざまな分野の知識や情報を知っておかなければならず、いち早く要点をつかんで、マスコミや外部の訪問者に発表しなければなりません。 もとは官僚とはいえ、政策の全てに詳しいわけではありませんが、被災自治体のナンバー2という、これまでとはまったく違う仕事に就いたとき、フォトリーディングで読書のスピードと量が増したことは、とても役立ったそうです。

転職だけでなく社内での異動にも役立つ

会社にいると、社内での異分野への異動や、組織変更による体制の変化などを経験することもあるでしょう。部署が変わると仕事内容がまったく変わって、一から仕事を覚えないといけないケースもあります。また、会社が外資系企業に買収され、社長が外国人に変わって、「英語で話さなくてはいけなくなった」という話も聞きます。

そんなときも、フォトリーディングを身に付けていれば、資料を読み込む、英会話を覚えるといったことをスピーディにでき、会社での変化へも柔軟に対応できるのです。

ビジネスシーンで、「フォトリーディングを学んでいて助かった!」という声は本当にたくさんの人からいただいています。転職したい方は、フォトリーディングを使って、希望の会社に入社し、やりたい仕事をつかんでください。

■フォトリーディングの詳しい方法はこちら
ステップ1<準備> 本を読む目的を決める
ステップ2<予習> 目次をチェックする
ステップ3<フォトリーディング> 本の情報を長期記憶に保存する
ステップ4<復習> 本に質問を投げかける
ステップ5<活性化> 文字を追いながら読む

■連載『未来が劇的に変化する「フォトリーディング」速読術』一覧はこちら
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才能が目覚めるフォトリーディング速読術

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宝島社 (2017)

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超一流の人がやっているフォトリーディング速読勉強法

山口佐貴子

かんき出版 (2013)