「成功をつかめない人」は、この “4つの基本” ができていない。

テレビでよく見るあの人は、ネットで話題のあの人は、ベストセラー作家のあの人は、想像以上に出世した友人は、なぜそこまで成功できたのだろう。彼らと自分は、いったい何が違うのだろうか……?

その違いは、あることを“している”か、“していない”か、かもしれません。成功を手にできない人がしていない、とても基本的な4つのことを説明します。

成功できない人がしていないこと1:継続

健康とフィットネスの起業家として成功し、有名人や企業の最高経営責任者と接する機会が多いジェニファー・コーエン氏は、成功者に共通する習慣として、「継続」を一番に挙げています。自分が情熱を注ぐことに辛抱強く挑戦しつづけ、創造的な解決策を探し続ける必要があるのだそう。

株式会社YOLO JAPANの代表取締役で、『成功する人の考え方』の著者でもある加地太祐氏も、以下のデータを提示しつつ継続の大切さを指摘しています。

 希望を持つ人が1万人いても、挑戦する人はそのうちたった1%の100人。そして、100人の挑戦者のうち、継続できる人はたった1%のひとりである。

(引用元:ダイヤモンド・オンライン|継続するだけで道はひらける

成功を手にできる人はごくわずかである理由がわかりますね。成功を手にできない人がしていないのは、「継続」なのです。まずは、ひとつのことを続けてみましょう。

成功をつかむ方法01

成功できない人がしていないこと2:目的地の設定

カーナビは、目的地を設定しなければただの地図。本領を発揮できません。わたしたちも同じように、目的がハッキリしなければ、本当の力を発揮できないでしょう。なぜならば、行動を起こすために必要な、「いつから、いつまで、何をしたらいいか」が明確にならないからです。

気分よくぼんやりと、「なんか有名になりたいなぁ」「好きなことをして、成功できたらいいなぁ」と夢見ることは、精神面において決して悪いことではありません。しかし、成功への道筋をつけるためには、目的を明確にする必要があります。つまり、「いつか、何か」ではなく、「いつ、何を」とハッキリさせること。たとえば――

  • 大学を出たらジャーナリストになる→
  • 10年以内にピューリッツァー賞をとりたい→
  • 50歳までにベストセラーを最低2冊は著したい→
  • 65歳以降は配偶者と世界一周して旅行記を書きたい

――といった具合です。

20世紀を代表する自己啓発書『思考は現実化する』を著し、大富豪のひとりとして名を残したナポレオン・ヒル氏は、成功哲学の祖とも呼ばれている人。ヒル氏によると成功した人々に共通しているのは、「明確な目的を持っていること」だそう。

つまり、成功を手にできない人がしていない2つめは、「明確な目的地を設定すること」です。カーナビで行き先を設定するように、あなたが数ヵ月後、数年後にたどり着く目的地を設定してみてください。

成功をつかむ方法02

成功できない人がしていないこと3:動機の認識

人を突き動かすのは「動機」です。この動機の認識も、成功には必要なのです。ナポレオン・ヒル氏は、こう言いました。

The most successful people are always aware of why they have their goals and are driven by this passion.

(引用元:Business Insider|26 habits of exceptionally successful people

ヒル氏によれば、「最も成功した人々は、なぜ自分がこの目標を持ち、なぜ、この情熱によって動かされているのか、常に自覚している」のだそう。

有名なミュージシャンがインタビューで「音楽を始めたきっかけは?」と尋ねられ、「いやあ、動機は不純なんです。実は……、ただモテたかったから!」と答えている場面を目にしたことはありませんか? ここで重要なのは、動機が不純うんぬんではなく、「モテたい」という動機を認識していたということ。意欲を燃やして目標を持ち、目的地をその都度明らかにし、進み続けられたということです。

また、たとえばそのミュージシャンが、「いまとなってはモテたいというより、世間に恩返しがしたいです」と語りはじめた場合、音楽そのものや活動の場が、大きく変わっていくでしょう。それは、動機が変わったことを、自分自身が認識しているから。動機が変われば、目標も目的も変わります。逆に、動機の認識がなければ、しっくりくる目標も目的も設定できないはずなのです。

つまり、成功を手にできない人がしていない3つめは、「動機を認識すること」です。動機を認識できれば、おのずと進む道が明るくなり、歩きやすくなるはずです。

成功をつかむ方法03

成功できない人がしていないこと4:失敗に対する建設的な意味づけ

ジェニファー・コーエン氏は、成功者に共通する習慣に「失敗から学ぶ」ことも挙げています。失敗は、自分の習慣的な行動のパフォーマンスを向上させる素晴らしい機会になる、とコーエン氏はいいます。成功を手に入れた人々は、「失敗」にこだわり落ち込むことに時間を割かず、「何が足りなかったのか、今後どうしたらいいか」という分析に時間を割くとのこと。

ナポレオン・ヒル氏も、「成功者は過ちから学ぶ」と述べています。そして、「目的を達成できる人と、できない人の大きな違いは、失敗を“成長のための価値ある経験”として捉え、“恥ずかしい経験”とは思わないこと」と伝えています。

精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラー氏はこういいました。

自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである

(引用元:岸見一郎, 古賀史健(2013),『嫌われる勇気』, ダイヤモンド社.)

同じ失敗をしても、「こんな失敗をしたら、もう自分は終わりだ」と思ってしまうのと、「この経験をムダにはしない」と奮起し、「どこで間違ったのか? 注意が必要なのはどの部分か?」と客観的に分析するのとでは、大きく違います。大切なのは、よりよくしていこうという姿勢なのです。

したがって、成功を手にできない人がしていない4つめは、「失敗に建設的な意味づけをする」ことです。

成功をつかむ方法04

起こったこと自体ではなく、起こったことへの意味づけで、未来が決まります。誰だって、失敗したら落ち込むのは当然です。でも、自己憐憫にどっぷり浸るのはほどほどにして、今回の失敗は価値ある経験だったと、建設的な意味づけをして、また歩き出してくださいね。

***
成功を手にできない人がしていない、4つの基本的なことを紹介しました。

  1. 継続
  2. 目的地の設定
  3. 動機の認識
  4. 失敗に対する建設的な意味づけ

こちらの『成功を手にする人が大切にしている、とてもシンプルな行動のルール。』にも成功のヒントがあります。ぜひ一緒にご覧ください。

(参考)
Forbes JAPAN|「成功者に共通する8つの習慣」 自分を大切にすることも
ダイヤモンド・オンライン|成功する人の考え方|継続するだけで道はひらける
Business Insider|26 habits of exceptionally successful people
岸見一郎 ,古賀史健(2013),『嫌われる勇気』, ダイヤモンド社.

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