あなたはいわゆる「自己啓発本」と言われる種類の本を読んだことがありますか。
自己啓発書(じこけいはつしょ)とは、人間の能力向上や成功のための手段を説く書籍のこと。
引用:wikipedia|自己啓発書
自分を変えたい。もっと立派な人間に生まれ変わりたい。そう思ったとき、先人たちの教えを乞うことは非常に良い方法でしょう。このような時に手が伸びるのが、自己啓発本。 しかし、いかんせん数が多い。派手な表紙に心惹かれるタイトルの本がいっぱい。 散々悩んだ挙げ句選んだ一冊を家に持ち帰って読んでみたらなんだかイマイチ……。そんな経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、自分にあった自己啓発本の選び方をお教えします。
Step1 目的を明確にする
あなたが自己啓発本を手に取ろうと思ったのはなぜですか。まず、その理由を具体的にしてみてください。自己啓発本には、実はさまざまな種類のものがあります。 時間を有効に使う方法について書かれたもの、心を楽にする方法について書かれたもの、ビジネスで成功する方法について書かれたもの、などなど。つまり、目的によって、読むべき本は変わってくるのです。本によっては正反対のことを述べていることすらあります。
しかし、それはどちらが正しいとかではなく、違った目的を達成できるように書かれているのです。なんとなく自分を変えたい、という曖昧な目的のままで本を選ぼうとすると、刺激的なタイトルに惹かれて、当初の目的とは全く違った本を買ってしまう可能性があります。 自分はどうなりたいのか。そこを明確にしてから、本屋さんに向かいましょう。
Step2 字の大きさや雰囲気をチェックする
目的が定まったところで本屋さんに到着です。今自己啓発本は人気ですから、どこかに自己啓発本コーナーがあるはずです。まずはそこに向かってください。 あまりの種類の多さに迷ってしまうと思うので、とりあえず本を開いて中を見てみましょう。ここで大事なのは「文字の大きさ」と「パッと見た感じの印象」です。字と言っても読む必要はありません。あなたがその本の文字の大きさに抱いた印象が重要なのです。
私の経験では、自己啓発本の文字の大きさと難解さは比例します。字が大きいと感じたらあなたが読みたい内容よりは幼稚なもの、逆に小さく感じたら難解すぎるということ。読みやすい文字の大きさや「このイラストや本の雰囲気、なんか良いな」と感じるものが、あなたが探している本の可能性が高いのです。
Step3 目次を見る
そろそろ大分候補が絞られてきて、最後の一冊に悩んでいるとき。そんなときには、目次を読みましょう。自己啓発本というのは、目次が本当によくできています。 一文でそれぞれの章の要約がほぼ完璧に書かれているので、大まかな内容については目次を読んだだけでほぼ分かるようになっています。 気になるテーマや抱えている疑問そのままの章タイトルが必ず見つかるはず。ここでびびっときた本にハズレはありません。
まだ決められないあなたにオススメの2冊
「そんなこと言われたってどれがいいかわかんないよ!」 「もう選ぶのも面倒。なんか面白いの教えて。」 そんなわがままなあなたのために、おすすめの二冊をあげておきます。まずはこの二冊を入門としてみてはいかが。
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
アービンジャー・インスティチュート、大和書房(2006/10/19)
誰しもが心の中に持つ、偏った考え方を優しく指摘してくれる本。いつも自分ばかりが頑張っている、自分は悪くないのに周りのせいでうまくいかない、そんな風に思ってしまっている人におすすめ。ビジネスにも人間関係にも有効な一冊。
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
岸見一郎,古賀史健、ダイヤモンド社 (2013/12/13)
アドラー心理学について書かれた本ですが、哲学者と青年の対話方式で書かれておりとても読みやすい。「人はどうしたら幸せになれるのか」という問いに対して明確な答えを示してくれる。抽象的な問いに対して具体的、しかも納得のいく答えを出してくれる本で、自分らしく幸せになるための勇気をくれる一冊。
*** いかがでしたか。 自分自身を見つめ直したい、成長させたいという時に読みたい自己啓発本。ぜひこの方法を活用して、自分に合った一冊を見つけてみてくださいね。
参考: wikipedia|自己啓発書