一度は聞いたことのある、「年収の高い人ほど本を読んでいる」というおきまりの言葉。確かに、本を読むことは、知識、論理的思考力、アイデアを得る上で非常に有効でしょう。しかし、世の中には本があふれかえっており、いったいどれを読んだら効果が上がるのかを具体的に説明している人はあまり多くなく、人によってもおすすめする読み方が違うもの。どうすればいいのか悩んだ挙句、本を読まなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめするのが、「新書」をメインに本を読むということ。新書には、他の本では得られないメリットがたくさんあるのです。以下では、新書の特徴やメリット、おすすめの読み方を紹介していきます。

「新書」ってそもそもなに?

新書とは、Wikipediaによると以下のように定義されます。

新書(しんしょ)とは、新書判(173×105mm、およびそれに近い判型)の叢書・本である。

(引用元:Wikipedia|新書

実は新書とは装丁によって判別されるもので、内容についての定義は特になされてないのです。しかし多くのものは、ある分野の専門家が専門的な内容を一般人向けにわかりやすく説明したもの。そのため、知りたいと思ったことについてを調べるために、百科事典的に使うことができるのが、新書という本の内容面での特徴であるといえます。

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文庫本との違いは?

新書と似たものに、文庫本という装丁があります。文庫本という形式を定着させたのは、ご存じ「岩波文庫」。古典的名著や、単行本のうち、売れ行きのよかったものを廉価で提供するのを主な目的として販売されました。その後岩波書店は、「岩波新書」というレーベルで、古典が中心である岩波文庫に対し、新しい知識を人々に広めるための本として新書を販売をはじめました。

この形式を他の出版社も踏襲し、そこから現在のような新書や文庫本が普及していきました。新書で小説が出版されたり、専門的な内容を扱う文庫本が出版されたりということもありますが、おおよその区分が現在でも保たれています。

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内容は選ぶな!

新書の魅力の一つに、その内容の豊富さがあります。大きな書店に行けば、様々なレーベルが刊行する新書が取り扱われています。岩波新書のような、教養を身に着けることを主な目的としたもののみならず、宝島新書のように、自己啓発系の書籍が豊富な新書もあります。

新書を買うにあたって、内容を選り好みしていては、どうしても知識が偏ってしまいます。知識とは、一見関係のないもの同士が思わぬところで有機的なつながりを持っていることが多いのです。知りたい内容についての本を選ぶことももちろん重要ではあるのですが、教養を身に着けるうえで重要な本の選び方をいくつか紹介します。

レーベルまとめ買い
おすすめしたい方法の一つが、目が留まった本と同じ棚にある同じレーベルの本を、何冊かまとめて買うことです。新書は通常タイトル順に並んでいますから、関係の薄い本を一気に買うことができます。

芋づる式大人買いで「なんちゃって専門家」になる
「~入門」という新書をまず読み、その本に関連している内容の新書を何冊か読む。そしてそこからさらに自分が興味を持った、または特に調べたいと思っている分野についての新書を何冊か読む。そうすることで、一般的な人と比べてかなり踏み込んだ知識を得ることができます。普通であれば、高価な専門書を時間をかけて理解することで身に着けていくような知識を、新書をうまく使えば安く手軽に身に着けることができるのです。専門的な勉強をするにはもちろん心もとないですが、例えばニュースなどの話題をよく理解したいというときに、新書によって「なんちゃって専門家」になることは非常に有効です。

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本が値上がりしたといわれますが、たかだか1冊800円程度、ラーメン一杯ほどの値段で、教養につながる知識を手に入れることができるのです。ひとまず本屋に行ってみると、様々な新書が発見できて、中には手に取ってみようと思うものもあることと思います。

参考
小飼弾(2010),『新書がベスト』,ベストセラーズ.
Wikipedia|新書
新刊JP|だから、新書を読みなさい