teenager girl learning

色々計画を立てながら、しっかりと勉強しているはずなのに成績が全く伸びない……、もしかしたらそれは、単に勉強をやった気になってしまっているのではないでしょうか? せっかく時間をかけて勉強したのに「やった気になった」だけで効果が上がらない、というのは、なんとも切なく、もったいない話ですよね。今回は「やった気になった」に陥らない勉強法を紹介します。

badge_columns_1001711どんな時にやった気になるのか

「やった気になる」ということは、効果は薄いものの実際に何かはやっているのです。それでは、何を「勉強したこと」と取り違えてるのでしょうか。次のようなことが考えられます。

1.完璧なノート作り
2.重要な箇所へのマーカーや付箋貼り
3.進んだページ数
4.勉強した時間
5.他人への勉強しましたアピール
6.授業を聞くだけ
7.参考書をたくさん買う

どうでしょうか。ハッとした方も多いのではないでしょうか。それでは以下に、なぜこの7つがあまり点数に結びつかないにも関わらず、「勉強やった!感」を感じさせるのかを解説いたします。

1と2は自分なりのノートや参考書を作成したことによる達成感が勉強をやった気にさせます。作成しただけでは意味がありません。

3と4は目に見える量や時間が勉強をやった気にさせます。効率よく勉強できていなかったり、テキトーにページをめくり、ページ数を稼いだりしたところで学力は伸びません。

5は他人へ報告することで、他人から認められたいという欲求、承認欲求が満たされ、やった気になります。承認欲求を満たすために、勉強量や時間を盛ってしまうこともあるでしょう。

6と7は参考書を買ったり、授業を聞いていることで安心感を得て、やった気になってしまいます。実際に理解して、自分のものにしなければ意味がありません。

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badge_columns_1001711ノート作りの罠とマーカーの効果的な使い方

時間をかけてノートを作ると、「作った」という満足感を得てしまいます。本当に得るべきは、そのノートを利用して「覚えた」や「理解した」という達成感です。ここをはき違えないようにしなくてはいけません。
ノートは懲り過ぎず、シンプルかつ復習がしやすいのが一番です。良いノートの作り方として、コーネル法というものがあり、Study Hackerでも紹介していますので試してみてください。
ノートは単なるメモではない! 勉強効率を加速するノートテイキングの技術

付箋やマーカーに関しては、ルールを決めて使用しましょう。筆者は一周目は最重要事項にのみ、二週目は重要事項に、三周目はまあまあ重要な事項に使っていました。こうすると、3回は読まないと完成しないので、モチベーションが持続します。
また、相対的な重要度を比べながら読んでいくので、復習にも真剣味が増します。

badge_columns_1001711「量より質」は、勉強でも大切なルール

時間や量に目を向けないようにしましょう。一番重要なのは質(効率良くできているか)です。質が良い勉強ができていれば、時間も量もそんなに必要ないのです。Study Hackerでも効率の良い勉強法を数多く紹介しています。
記憶術や集中力アップ法、効率化に役立つ睡眠法や時間の使い方などさまざまなトピックが揃っていますので、活用してください。

Group of young students sitting at the library

badge_columns_1001711友達に自慢すべきは勉強時間じゃない。高得点のみ!

自分の勉強時間や勉強量を他人に言う必要はありません。そのかわり、テストでいい点を取った時など、目に見える形で学力が上がった時には思いっきり自慢しましょう。
これにより「勉強量や時間が増えれば承認欲求が満たされる」という考えから、「学力が伸びれば承認欲求が満たされる」という考えに変えられます。この考えは、心理学的にも勉強のモチベーションが上がる良い考え方です。

badge_columns_1001711一番危険な「やった気キング」は、コレだ!

同じテーマの参考書は一冊だけ買いましょう。一冊目を何周もやって完全に身につくまでは次の参考書は買いません。参考書や問題集は何冊もあっても、「勉強をした感」が増すだけで、残念ながら成績には結び付きません。

授業をただ聞くだけ、または黒板をただ写すだけから脱却するには、先ほども紹介したコーネル法が有効です。コーネル法のノートを取るには、重要なポイントをつかみながら授業を聞かないといけません。
また授業後にキーワードの抽出と要約の作業も必要なため、その日のうちに復習することになり、記憶の定着率もグッとあがります。

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いかがでしたか。成績が思ったように上がらず「自分には才能がない」と落ち込む前に、冷静に自分自身の勉強法を分析してください。おそらく、上記の7つのうちのどれかにあてはまっているはずです。どの罠に落ちてしまっているのかが分かれば、あとはそこを改善すればいいだけ。「本物の勉強」をするためにこの記事がいいヒントになれば幸いです。


早稲田大学先進理工学部物理学科所属。横浜サイエンスフロンティア高校卒業。大学では理論物理学を中心に日々勉強に励んでいる。