学校や塾での授業とは違い、1人で勉強をしようとするとつい違うことをしてしまったり、やる気がないと続かなかったり、わからないところでつまづいて結局わからないままにしてしまうことはありませんか?
どんなに時間をかけて勉強しても、だらだらと“なんとなく”で勉強しているのでは成長した実感が得られませんし、結果もなかなかついていきません。せっかく主体的に勉強しようと思っているのにもったいないですよね。そんな人のために、1人でも無理なく続けられる勉強方法3つをご紹介します。
1.中途半端な理解を確実な理解に
曖昧な理解を確実な理解にしていくことは、自分1人でも簡単にレベルアップできることです。初めて取り組む問題は気力がないと最後まで続きませんし、結局理解できないまま終わってしまうこともしばしば。
まずは、あと少しで理解できそうという問題に取り組んでみてください。中途半端に理解している問題がたくさんあるよりも、確実に理解している問題を増やしていく方が次のレベルに上がりやすくなりますし、達成感もありますよね。
実際の入試でも中途半端に理解したままの問題は、ほとんど点に結びつきません。完答を目指せるように仕上げていくことで初めて得点源となるのです。
2.解説としっかりと向き合う
1人で勉強している時には自分1人で解決しなければならないと思っていませんか?
そんなことはありません。参考書などに載っている解説は上手く活用すれば強い味方になってくれます。
解説は、多くの人がつまづいてしまうポイントをしっかりと説明してくれています。また、重要語句や補足情報などは知識を拡充する上でも役に立ちます。答え合わせをして「問題が解けた」で終わらせてしまうのではなく、隅から隅まで解説に目を通しましょう。
理解できたつもりでいても解説から学ぶことは多いはず。そこをつぶしていくことが中途半端な理解を確実な理解にする方法でもあります。解説から学ぶことがなくなったと思ったら、それはレベルアップできた証拠。次のレベルの問題に取り掛かりましょう。
3.無理な計画はNG、着実なプランを
1人で勉強する時の難点は、やる気を続かせること。たくさんやろうと思って最初から積み込み過ぎてしまうと破綻してしまい続きません。無理なく終えることのできる範囲で着実に実行していくこと、それが達成感につながりますし、次へのやる気となります。
「〇〇大学に合格する!」といった大きな目標を立てた後は、できるだけこまめに目標を設定しては達成していくことが継続していくための秘訣です。
例えば、1冊の問題集を終わらせようとした時、1ヵ月で終わらせるという目標よりも1日10ページやるといった目標を立てましょう。たとえ1日あたりに勉強するページ数が多くなったとしても短期間で達成することができるので、やる気を続けさせることができます。
また、人は進捗状況を具体的に可視化できた方が達成感を得てやる気が出ます。終わったところに印をつける、勉強した内容を記録するといった方法が有効ですよ。勉強垢を作るのもいいでしょう。
勉強垢とは元々、主に大学受験生が使う、TwitterまたはInstagramの勉強用アカウントのこと。ユーザーは、通常持っているアカウントとは別に、勉強専用のアカウントを作る。
(引用元:Study Hacker|勉強垢)
自分1人でも無理なく続けられてレベルアップできる方法を紹介しました。勉強しようと思った志を無駄にしないように、その気持ちを忘れないような取り組みができたらいいですね。
1人で勉強が捗るようになれば、いつでもどこでも勉強できるようになります。1人での勉強は周りに合わせることなく、自分に合った内容とプランを立てて勉強を進めることができるので、方法さえ間違わなければとても効率の良い勉強をすることができます。1人でも頑張れる、そんな勉強法を確立させてください。
(参考) HappyLifeStyle|結果を目に見える形にすると、やる気が出る 大谷 素道 (著), 斉藤 祐一(2007), 『東大生が描いたマンガで学ぶ大学受験』, 飛鳥新社 Study Hacker|東大生がおすすめする『絶対に三日坊主にならない計画』を作るための4つのステップ Study Hacker|勉強垢