みなさんは、武井壮氏をご存知ですか? 10種競技元日本チャンピオンで、「百獣の王」を自称する芸能人です。最近ではマスターズ400mリレーで金メダルを獲得するなど、アスリートとしても輝かしい実績を誇っています。 実は、そんな彼の行動には様々な成功法則が散りばめられているんです。 今回は彼の行動に隠れた成功法則を紹介したいと思います。
武井氏の「パーフェクトボディコントロール」
武井氏について記憶に新しいのは、マスターズ400mリレーで金メダルを獲得したこと。彼は、自身が小学生の時に思いついたという、独自のスポーツ理論に基づいてトレーニングを行ってきました。その理論とは、体を「思い通りに」動かすことができれば理論上どんなスポーツでもできるというもの。
あそこに入れたいのに入らない。何々したいが叶わないのがスポーツの失敗。でも、何々したいができれば全部成功する。
引用元(advertimes|「自分の価値とクオリティって、イコールではないんです」(ゲスト:武井壮さん)【後編】)
この理論に則ると、あるスポーツの特定の動きを反復するのではなく、イメージ通りに自分の体を動かすことが練習になります。 たとえば、ペットボトルをつかむという行為。この時みなさんは、イメージした位置を正確につかむことはできますか? 彼はこのような日常的な行動を常に意識して、「身体をイメージ通りに使う」練習をしているのだそうです。
彼がなし得た、10種競技日本チャンピオンという実績。これも、自分の身体を完全にコントロールする技術によって生まれたのだそう。たしかに、なにかひとつの競技に特化してしまえば、10種類もの競技で高いパフォーマンスを生み出すことは難しいでしょう。
毎日、体の状態を記録
武井氏は最高のコンディションを維持するため、毎日克明に日記をつけていました。調子が良い時のデータを把握しておくことで、不調時にも素早く回復できるそう。このように、自分の行動や状態を細かく記録することはライフログと呼ばれ、目標達成や自己管理のためのツールとして広く利用されています。
自分の音声をちゃんと記録しておいて、「これはいかん」と思った部分、例えば今度からはもっとゆっくりしゃべるようにしようだとか、そのとき感じた問題点を書いておくようにしていたんです。こういう、自分が感じた問題点をちゃんと残しておくというのは、苦手を克服していくためにもすごく役に立つと思います。
引用元(ダイヤモンド社書籍オンライン|多くの人が気づく前にやめている、ライフログの本当のメリット) 心理学の実験から、記憶は様々な要因によって歪められることがわかっています。そのため失敗から正確な教訓を得るには、すぐに詳細を書き残すことが大切なのです。
地球を楽しむ力は最強レベル
武井氏は自身について、楽しむことが上手な人間だと話しています。曰く、世界中どこへ行っても楽しめるから、「一文無しで知らない土地へ送られても半年後には豊かに暮らせる自信がある」のだそう。
明日、素っ裸でどこかの国にポトッと落とされても、半年後にはまぁまぁ豊かに暮らしている自信がある。
(advertimes|「自分の価値とクオリティって、イコールではないんです」(ゲスト:武井壮さん)【後編】) いくらなんでもそれは大げさな気もしますが、楽しむことが成功につながるのは事実なようです。有名な経済学者であるP.F.ドラッカーはこんな言葉を残しています。
仕事ができる人は、仕事を楽しむ。
引用元(成功を呼ぶ名言|仕事・ビジネス できる人 楽しむ)
これは、楽しさを感じると脳内ではドーパミンが放出され、仕事にハマるからだと考えられます。よく知られている通り、ドーパミンは私たちにやる気や快感をもたらす物質です。 楽しんで物事に熱中できれば、反復作業も辛くなくなり、成功に近づきます。
超人的な記録をいくつも持つ武井壮氏。私たちとは次元が違うと思われるかもしれません。しかし、そんな彼も、誰にでもできそうなことの積み重ねの上に成り立っています。まずは目の前のことを辛い、面倒なんて思わずに楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか。
(参考) advertimes|「自分の価値とクオリティって、イコールではないんです」(ゲスト:武井壮さん)【後編】 のでじんのここだけしか言わない話|武井壮のトレーニング理論が「成功法則そのもの」だった! かしわばブログ|子育てのヒントになるか? 武井 壮の「パーフェクトボディコントロール」とは ダイヤモンド社書籍オンライン|多くの人が気づく前にやめている、ライフログの本当のメリット 科学事典|日常記憶 成功を呼ぶ名言|仕事・ビジネス できる人 楽しむ 日本将棋連盟|将棋は脳を育てる