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現状を変えたい、変えなきゃいけない、そんなときに、過去の成功や自分の投資してきた時間や労力、資金にとらわれて、進めなくなってしまっていませんか。

今回は一歩踏み出して新しいチャンスをものにするためのヒントをご紹介します。

badge_columns_1001711「サンクコスト」を意識して選択する

MBAの授業で重要とされる概念のひとつに、「サンクコスト」というものがあります。
その本来の意味は、

会社が100億円投資して作った設備が老朽化してきて、今年メンテナンスに10億必要だというときに、10億つかうのか、そもそも新しいのを買い替えるかの判断をする際に、最初に100億使ったことは考慮に入れてはいけないということ

(引用元:決断という技術)

要約すると、

すでにやってしまってもう取り返すことのできない投資や決定や、その後の意思決定に反映させてはいけません

(引用元:同上)

ということです。
新しいことをしようとした時、これまでに自分が費やしてきた労力や時間を考えて、「せっかくここまでこの方法でやってきたし…」と損したくない、これまでを無駄にしたくないという思いが働き、現状がよくないと思っていても、ずるずる続けてしまうこと、ありませんか。

もしかしたら、お世話になった人との人間関係や、一度成功してからの周囲の期待にこたえなきゃという気持ちが、現状を維持すべきなのではという考えにつながっているのかもしれません。

ですが、サンクコストの概念を念頭において、過去にとらわれず、これからどちらに進むほうが成功できるかで判断する癖をつけることで、本来の自分の能力をさらに生かした成功が可能になるはずです。最近転職をして成功を収めている人が多いのも、サンクコストの概念を念頭においた選択の好例と言えるでしょう。

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badge_columns_1001711結果につながるのは2割以下だと最初から割り切っておく

80対20の法則を知っていますか。
パレートの法則とも呼ばれるこの法則は、経済学者のパレートが明らかにしたもので、

結果の約80パーセントは、20パーセントの原因から生じるという経験則である。

(引用元:20%の社員が80%の利益を生み出す「やる価値のない仕事を、いくら上手くやったところで意味なんかないよ」Leading Co.http://lrandcom.com/80_20)

という概念です。

たとえばある機器の故障の8割は、全部品のうちの2割に原因があるということ。
成功している人も、その成功は20パーセントの成功によって支えられていて、実際にはほとんどが失敗の連続だったかもしれないということです。

iPS細胞の発見でノーベル生理医学賞をとった山中伸弥教授も、講演で

「九回失敗しないと、なかなか一回の成功が手に入らない」

(引用元:夢を実現する発想法)

ということをよくおっしゃっているそうです。成功のためにはずっと成功し続けなければいけないのだと考えずに、数多く失敗する中で、何かが成功すればいいという考え方が重要なのかもしれません。

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badge_columns_1001711挑戦しているからこそ失敗する

そもそもなぜ失敗をするのか。新しくユニークな授業法が話題を読んでいる沼田晶弘さんがこう述べています。

子どもたちがいちばん怖いのは、失敗なんです。そこで、よく話すのは「犬も棒に当たるということわざがあるけど、犬は歩いたから棒に当たったんだ。歩かない人は棒にも当たらないんだ」ということ。
去年開催されたワールドカップで日本は残念ながら予選敗退となってしまいました。そのときも、「選手を批判するな。彼らは日本代表に選ばれ、ザッケローニ監督に認められてスタメンを勝ち取って、あのポジションに走り込んだからミスが起きたわけで、そのまで辿り着けない人はたくさんいるんだぞ」と話しました。
確かに、僕も野球を見ていて選手がボールを見逃すと「プロだろ!?」と批判したくなります。けれど、行動を起こした人のみが辿り着ける場所があるなら、自分でそこまで行けるように行動して欲しいなと思います。

(引用元:QREATERS|僕の仕事は、子どもたちを煽ること「一流を目指せ」って言います。だって、絶対もっとできるもん

行動を起こさなければ、そもそも失敗さえもできない、失敗できているということは、自分で行動し、その失敗ができるような環境を獲得できているということです。

これは決して、なんでもかんでもチャレンジしろという精神論ではありません。パレートの法則を逆にとれば、失敗こそが成功の要因である2割を生んでくれるともいえます。そもそも行動を起こさなければ、成功確率は0である、というあたりまえの現実でもあります。
失敗はするものと心得て、行動することが重要です。

失敗を恐れずに行動すること、過去にとらわれないことが、一つ一つは小さくても、大きな成功の原因になっています。
まずはとにかく、行動を起こしてみませんか。

(参考)
NAVERまとめ|身近にある『80対20の法則』
参考文献
決断という技術|柳川範之・水野弘道・為末大|日本経済新聞社出版|2012
夢を実現する発想法|川口淳一郎・山中伸弥|致知出版社|2013


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。