電車に乗っている時、勉強していますか?

この質問に、「はいもちろんです」と即答できた人は、そうそういないはずだ。
スマホでゲームやSNS、LINEをしたり、あるいは眠ってしまってたり、という人が大半ではないだろうか。

では、一体なぜ電車の中で勉強できないのか。今日はその理由を考え、解決策をお伝えしたい。

badge_Columns_100電車内で勉強できない理由は?

電車内で勉強したほうがいいと思っているし、勉強したいと思っている。
それなのに、なぜ勉強できないのか。そうなるのは、電車内という環境に原因があるのではないか。ちょっと具体的に考えてみよう。

1、行きは朝。帰りは夜。
一般的には学校や会社に行くのは朝で、帰ってくるのは夜だ。
朝は起きたばかりだから、夜は疲れているから、眠い。座ると眠くなってしまう。眠れば当然勉強などできない。

2、狭い。
これも当たり前だが、空間的制約がある。参考サイトによれば一般的なJRの客車車両のサイズは、「長さ20m(連結面間)、幅2.95m、高さ3.55m(屋根)」だ。
あまり広いとは言えない。ラッシュ時にはここにパンパンに人が入るのだから、当然勉強道具を広げるスペースなどは存在しない。

3、アクションがとれない。
おそらくこれが、電車内の勉強を妨げている最も大きな要因。通学中、特殊な場合をのぞけば周りにいるのは赤の他人であることが多い。この状況では好きになんでもするという訳にはいかない。バッグをおろして勉強道具を取り出したり。書き込みをしたり。満員電車でそんなことをするのは迷惑この上ない。

どうだろうか。やる気満々だったとしても、以上のような理由から勉強できなくなってしまっている人が多いはずだ。眠い、狭い、動けない。こうした物理的困難さが電車内の勉強を妨げていると言える。

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badge_Columns_100電車で勉強する具体的戦略

電車内で勉強できない理由はもう判明したのだから、後はどうしたらその制約を破れるかということを考えるだけ。そんなに難しいことではない。一つずつ見ていこう。

1、行きは朝。帰りは夜。

解決策「必ず立つ。座らない。」

なぜ寝てしまうかと言うと、それは座るからだ。座って一息つくから寝てしまうのであって、立ったままでいれば眠ることはない。だからどんなに眠くても立とう。
ここで注意してほしいのは、つり革に捕まるのではなく、寄りかかれるところにポジションを置くということ。つり革に捕まると片手が塞がり、勉強の種類が制限されてしまう。

2、狭い。

解決策「紙一枚にしぼれ。」

狭いなら、勉強道具を小さくすればいいだけのこと。おそらくみなさんは単語帳などを思い浮かべただろうが、まだ甘い。前夜のうちに、次の朝勉強したいことを一枚の紙にまとめておくのである。そしてそれを折り畳んでポケットにイン。電車にのったらそれを取り出し、眺めよう。かかるスペースを最小限に抑えることが可能だ。

3、アクションがとれない。

解決策「道具を変えてみる。逆手に取る。」

電車に乗ると動きが制限される。ならばその動きを最小限にとどめられるよう、努力してみてほしい。
まずはバッグ。勉強道具を取り出すとき、リュックやスポーツバッグはあまり適しているとはいえない。実際に使っている人ならわかると思うが、おろして、あけて、取り出して。一つ一つに手間がかかってしまうのだ。オススメはトートバッグ。肩にかけたまま、電車内でも最小限の動きで中の物を取り出すことができる。おしゃれなものも多いから、ぜひ使ってみてほしい。
また、「アクションがとれない」という状況を逆手にとることも可能だ。電車の中ではついついスマホをいじってしまうという人。電車に乗る前に、バッグの一番底にスマホを隠してしまおう。一旦しまえば、なかなか取り出すことは難しい。誘惑がなくなって、勉強にも集中できるはずだ。

***

筆者は高校から離れたところに住んでいたため、往復で3時間ほど電車に乗って通学していた。一日3時間として一週間では21時間。一月で84時間。3年間高校に通うと、休日等をのぞいても優に2000時間以上は電車に乗っていることになったわけだ。そんな大きな時間、なかなか捻出できるものではない。

時間が無い時間が無いと焦っても時間は増えない。戦略的にスキマ時間を使って欲しい。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福田伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。