みなさんは勉強をする時、どういう時間配分で勉強していますか? 時計なんか気にせずガンガン勉強しますか? それとも、時間を区切って勉強しますか?
脳が休息を欲しがるサイクル
今回は、集中力と時間のお話。 「体内時計」などが知られるように、人間の身体には時間感覚が備わっています。 では、いったいどういうサイクルで勉強するのがベストなのでしょうか。
イスラエル最古の大学であるイスラエル工科大学の教授、Peretz Lavie氏の研究によると、人間(成人)は90分のリズムで生活しているとのこと。
彼の研究では、脳が90分ごとに休息を必要とし、眠気を催すことが分かっています。 この90分のリズムのことをウルトラディアンリズムと彼は名付けました。
[caption id="attachment_4502" align="alignnone" width="479"] 出典:http://www.mentalhealth.com/mag1/p51-str.html[/caption]
上の図の通り、Top performance(最も集中している時)は90分サイクルの真ん中にあり、90分ごとにhealing response(眠気や集中切れ)が襲ってきます。(ただしこれは成人の平均値。個人差もあります)
遺伝的に決定されているので、90分サイクルで集中が切れてしまうことは避けられません。 これを機にこのウルトラディアン・リズムを意識して、逆に利用してみましょう。
ウルトラディアンリズムを利用した勉強法
1.ストップウォッチや時計を利用する癖をつける 普段から勉強時間を測っておくことで、あとから色んな効果が期待できます。
2.集中が切れ始めたと感じたら時計を見る 90分前後で集中力が切れ始めるはず。ウルトラディアンリズムに則り、20分の休憩を挟みます。 20分あれば十分回復できることはあきらかです。ダラダラしすぎないように注意!
3.20分間はとにかくリフレッシュできることをする 90分経過後の脳はとても疲れており再度集中をするためには気分転換が必要です。 あまり頭を使わないことをしましょう。20分間昼寝をするというのも良い方法。
4.すっきりしたら再度勉強に取り組む 次の集中が途切れるまで、再度机に向かいます。1.に戻りましょう。
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日々の勉強にメリハリがつかないと悩んでいるあなたにおすすめです。 今日から実践してみてはいかがでしょうか。

