人間の脳には、右脳と左脳があります。 この二つはそれぞれ違った役割を持ちます。 今回は右脳と左脳の交流を活発にするトレーニング法を紹介します。
右脳と左脳が交流するとどうなるか
左脳は、思考や論理を司る人間的な脳と言われます。 それに対して右脳は、五感を司る動物的な脳と言われます。 左脳は文字や言葉などを認識し、右脳は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの五感を認識します。 (引用元:左脳と右脳のそれぞれの役割 )
何かを覚えたいとき、様々な感覚とリンクさせると、記憶力がアップすると言われています。 単語を覚えるとき、黙読、音読、手を動かすなど、いろいろな方法が進められるのはそのためです。 つまり、感覚をつかさどる右脳と言語に関わる左脳の交流を活発にすれば、記憶力がアップするのです。 また、脳の全体を活性化するので、思考パターンも柔軟になります。
では、右脳と左脳の交流を活発にするにはどうしたらよいのでしょうか。
利き手でないほうの手を使う
首のところで神経が交差しているため、右脳は左半身を、左脳は右半身を支配しています。 そのため、利き手に対応した脳のほうが発達しやすいと言われています。 いつも使わないほうの手で生活を送ることで、新しい刺激を脳に送ることができ、右脳と左脳の交流が活発になるそうです。 たとえばドアを開ける、携帯をとる、などの何気ない動作を利き手でないほうの手でやってみてはいかがでしょうか。
両腕を逆に回す
左右の腕を逆向きに回す。 体育の時間にやったことがある人も多いと思います。 慣れれば普通にできますが、意外に難しく、出来ない人も多い動作です。 これは左右の脳に異なる刺激を与えることで、交流が活発になるそうです。
右脳左脳開発ゲームをやってみる
右脳と左脳を開発するゲームというのはネット上にたくさんあります。 無料で気軽にできるものばかりなので、息抜きにでも試してみてください。 一例として「1日1分の右脳左脳トレーニングゲーム!無料で出来る頭の体操」を紹介しておきます。 適度に頭も使う楽しいゲームがそろっています。 ***
いかがでしたか。 これらは時間のかからないものばかり。 好きなものを選んで、一日1分くらいで継続を心がけてください。 トレーニングで右脳と左脳をの働きを活発にし、記憶力アップを目指しましょう。
参考 ・加藤俊徳(2015)「もっと脳の強化書2」あさ出版 ・左脳と右脳のそれぞれの役割 ・1日1分の右脳左脳トレーニングゲーム!無料で出来る頭の体操 ・左利きと脳

