付箋(ふせん)とは、メモ書きを一時的に文書・書籍等に貼り付けるために使用される紙片。
引用元:wikipedia
多くの人が持っている付箋。 栞として重要なページに貼る。ワンポイントメモとして貼る。など様々な使い方があると思います。しかし周りを見るとほとんどの人が付箋の最も偉大な特徴を生かしていないように思います。 付箋の最大の特徴、それは「剥がすことが出来る」ということ。
今回は貼って剥がせて、さらに上から文字も書けるという万能な付箋ならではの効果的な活用法を紹介します。
単語帳に貼る付箋の数は少なめに
付箋を大量に貼ってカラフルな単語帳を持っている女子高生(男子にもいますが)をよく電車などで見かけます。 「よくもまああれだけたくさんの付箋を消費するものだ」と思わず感心してしまいますが、果たしてあの付箋に意味はあるのでしょうか。単にたくさん貼っていることに満足していないでしょうか。
「見直して覚えていなかったら貼って、また間違えたら色を変えて、覚えていないのがこれだけあるんだって自分に思い知らせる」という勉強法をよく聞きますが、これはよくある「貼っただけで覚えた気になる」というものです。 教科書は重要なことだけなのでアンダーラインを引くなら全てに引かなけらばならなくなると言いますが、単語帳はそれ以前に「覚えなければならないもの」しか載っていません。また、1度や2度見ただけでは覚えられないものなどは本当にたくさんあるもので、間違えたものや重要な物に張っていたら付箋だらけになって見づらいどころかやる気を削ってしまいかねません。
やたらめったら付箋を貼るのではなく、何十回やっても覚えられない単語や後から調べるための目印程度にして、単語帳にはなるべく貼らないようにしましょう。 目指すべき単語帳は付箋で囲まれたカラフルなものではなく、すべてのページを何回も読み込んでボロボロになったものです。
付箋はパッと見て解けない問題に貼る
さて、単語帳にはあまり付箋を貼るべきではないとしましたが、問題集ではどうでしょうか。問題集を何週も効率よくやる上で付箋を貼るのは必要と言えるでしょう。しかし、ただ間違えた問題に貼るだけではせっかくの付箋も役不足。ひっかけ問題にかかったのか、単なる計算ミスか、本質的にわかっていなかったのか。
間違えた理由に応じて色を変えていくのも1つの方法です。
また、特に理系の教科ですが 1、問題集の問題だけ読んで解く方針を思い浮かべる 2、解答までの方針が思いつかなかったものに付箋を貼る 3、区切りのいいところまで読んだら戻って付箋の貼ったものだけ解く という3ステップもおすすめです。
仕事のタスク管理に
付箋は仕事のタスク管理にも最適です。特に、いくつもの平行した仕事で忙しい時には、出社後まず今日絶対にやらなくてはいけないことを3から5つ書き出し、パソコンの上から貼っていきましょう。仕事をしている間中、今日のto do リストが視界に入ってくるので、重い案件が重なっている日は自然と集中力も増すでしょう。 タスクを消化するごとに一枚ずつ剥がして捨てていく快感で、タスクに取り組むやる気も出るのではないでしょうか。
ブレストのおともに
最近よく見かけるのは、ブレストで付箋を使う方法。何人かの人たちでそれぞれ思い浮かんだことをどんどん言うブレストでは、何十ものキーワードの中に重要なものが含まれている可能性が大。最初に付箋を10枚ずつ配って、数分したら回収してホワイトボードに貼る方法もあります。 この時付箋が役に立つのは、何度も貼り変えられるので、似た様な意見は一カ所にまとめてグループ化したり、かぶった内容ならはがす、ということが可能だから。 その上で最終的に残った意見が書かれた重要な付箋は、手帳に貼ることもできます。 私たちの思考をビジュアル化するにも、付箋は有効なのです。
*** 今回紹介した付箋の使い方はほんのごく一部。 漫然と貼りまくるのではなく、「書き込んで、はがせる」という付箋の特徴を生かし、自分に最も合う利用法、勉強法を検討してみてはどうでしょうか。
参考: OK guide 付箋紙を使って仕事を効率UPする方法 司法書士試験受験生の日常日記 過去問二巡目終了 立教大学経営学部助教:教育・学びに関するブログ 「はじまらないシンポジウム」してきました!