最近よく「活字離れ」だと言われますね。以前は、電車の中でも本を読んだり新聞を読んだりする人をよく見かけたものですが、今はすっかりスマホでゲームをしたり、SNSの短文をちょっと読んだりということに取って代わられた感があります。
今日は昔ながらの「文字をしっかり読む」ことの良さをお伝えしようと思います。
活字離れで「認知症社会」に!?
東北大加齢医学研究所の川島隆太所長をご存知でしょか。一時期「脳トレ」で有名になったあの方です。そんな川島先生が、先日河北新報で「文字メディア」の重要性について語りました。川島先生によれば、「活字を読むと脳の活動が活発になり、脳の機能が良くなる」とのこと。
冒頭でも述べたように、活字にしっかり向き合う機会は以前に比べて減っているような気がしますね。
川島氏はそんな現状に警鐘を鳴らします。文字を読む機会が減れば、それだけ脳機能の低下も早まり、「認知症社会」が広がることになるのだとか。こうなるともう、個人の問題じゃないですね。日本人として、そんな習慣は変えていかなきゃいけません。
最近、文字を読むことがおっくうになっている人はいませんか?学生でもなければ、文字をじっくり読んで考える。そんなこと、なかなかしないのかも。専業主婦のあなたも、社会人のあなたも、今日から文字を読む習慣をつけてみませんか?
スマホで活字にトライ!ウェブニュースが日本を救う。
とは言っても、文字を読む習慣をつけるのは簡単ではありません。
川島先生は「1日に800文字程度をできるだけ速く読むことを推奨」しています。800字程度の文章というと、新聞の社説でしょうか。新聞の社説はだいたい平均して900字前後(出典 DLAREME )ですから、毎日社説に目を通せば、ミッションクリア!…なのですが、今までパズドラをやりながら電車に乗っていた人に、明日から新聞を読みなさい、というのはちょっと無理がありますよね(笑)
そこで最初は、ウェブニュースからチャレンジしてみては?スマホで簡単に読めるし、内容もずっとフランク。文字数も400字程度のものが多いので、1日に2~3本を意識して読んでみれば、川島先生の条件も満たせます。
そこで筆者が「ウェブニュース初心者」にオススメしたいのが、livedoorニュース。
今ではいろんなサイトがニュースを提供していますが、ツイッターでバズるようなフランクな話題から、政治・経済にいたるまで幅広い話題を提供しています。ちょっとした小ネタも多く、雑談のネタ仕入れにもぴったりです。いきなり堅いニュースをじっくり読むのは辛いかな……という人にぴったりです。
また記事一本の文字数もだいたい800字前後。これを読めば一発でミッションクリア!です。
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最近文字をじっくり読んでないな……という人に。まずはウェブニュースで脳のウォーミングアップをしてみては?もし慣れてきたら、ぜひ新聞や新書など、堅めの文章にもトライしてみましょう。
参考:「河北新報ONLINE NEWS 川島隆太所長「活字で脳の健康にプラス」」

