学校に「校訓」があるように、会社には「社訓や社是」があります。所属社員以外にはほとんど知られることがないその「オキテ」には、すごいニッポンをつくってきた企業の哲学が詰まっています。
ニッポンを代表する企業の「オキテ」は、あなたのモチベーションを高め、あなたをポジティブにし、あなたがより良い人生を歩むためのヒントをきっともたらしてくれることでしょう。
特別連載『できる企業の「ためになる」オキテ』も今回が最終回。最後にご紹介するのは、『良品計画』のビジョンです。
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「良品」ビジョン 「良品」には、あらかじめ用意された正解はない。 しかし、自ら問いかければ、無限の可能性が見えてくる。
1989年、西友から分離独立し設立。「無印良品」の企画開発、製造から流通、販売までを行う製造小売業として、衣料品から家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群を展開しています。1980年、西友のプライベートブランドとしてわずか40品目でデビューした無印良品は、現在では7000品目を展開するブランドへと成長しました。誰も知らない“正解”を見つけるべく、無限の可能性を探り続けたことの結果と言えるでしょう。
*** 仕事の多くの場面では、絶対的な正解がわかっているわけではありません。でも……。
正解を探しに行く。誰も知らない正解を見つける。あるいは、自ら正解を作りだす。これらの繰り返しが、仕事の可能性を広げていくのですね。
正解がわからないからこそ、仕事って楽しい。皆さんも、そう思いませんか?
※この連載コラムは、2016年に刊行された『今日から実践! できる企業に学ぶ仕事のオキテ』(セブン&アイ出版)を、当サイト向けに加筆修正したものです。
