"ヘンな英語" 使ってない? 単語の組み合わせ「コロケーション」を意識しよう。

英語の学習をしている方、「コロケーション」という言葉をご存知ですか? あまり聞いたことがない、という人もいるのではないでしょうか。でもこのコロケーション、話したり、書いたりというアウトプットにおいてはとても大切な概念です。

今回は、このコロケーションについて詳しく見ていきます。

 

コロケーションとは“語のつながり”

 

「帽子を着る」「重い雨」 帽子は被るもので雨は強く降るものですから、これらの表現はおかしいと一目でわかりますよね。しかし、そのことがわかるのは私たちが日本語のネイティブスピーカーだから。

 

英語にしてみると

「帽子をかぶる」→wear a hat, put on a hat 「強い雨」→heavy rain と、先ほどの日本語文とは打って変わって、帽子は着ることが出来るし雨は重いものになっています。 「strong rain でも意味は通じるだろ!」と思うかもしれませんが、それでは日本語で言う「重い雨」のように“ヘンな英語”になってしまいます。

このように、言語によって言葉同士の適切な組み合わせというものがあります。 それこそがコロケーションと呼ばれるもの。 ヘンな英文を書いてしまわないためにはなくてはならない考え方ですが、ネイティブでない私たちは知らなければわかりっこないですよね。 ということで、どうすればコロケーションが身に着けられるか考えていきましょう。

 

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あらゆるメディアを駆使して慣れるのみ!

 

ネイティブの私たちで日本語のコロケーションについて勉強したという方はほとんどいないでしょう。基本的に、正しい組み合わせかの判断は「こうは言わないよね」という感覚も頼るほかないですから。そのため、体形的な学習法などが確立されているわけではなく、ただ慣れるのみ、と言わざるを得ません。 ゆえに、コロケーションを身に付けるために大切なのは「意識すること」

具体的には ・辞書で単語を調べたときに例文にも目を通しておく ・ネイティブがよく使う表現を“語の組み合わせ”で覚える ・単語を調べる際にコロケーション辞典を併用する

実に地道ですが、このようにインプットの時点からコロケーションで捉えることが慣れるための王道です。英語をスムーズに使えるようになりたい、という方は単語帳からステップアップしてコロケーション辞典で学習するのもいいでしょう。

 

その場チェックはGoogle検索を駆使しろ!

 

「インプットから意識するのはわかったけど、すぐに確認したいときはどうすれば良いの?」という声が聞こえてきそうですね。実は、既にStudyHackerでコロケーションを確認するコツを紹介されていたので是非ご参照ください。 StudyHacker|スマホひとつでできる。スマートで正しい英文を書く方法 この記事で紹介しているのは、調べたい組み合わせ(例えば「着用義務」→“a duty of wear”)を検索してみてその表現が実際に使われているのかをヒット数から確認するという方法。電子辞書の用例検索ではサンプル数が少ないせいで正しくても出なかったりしますが、これなら正確な上に手軽なので是非おすすめです。

参考 英語豆知識ノート|コロケーションとは? やり直し英会話入門|Collocation(コロケーション)とは? 小学館|プログレッシブ 英語コロケーション練習帳

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