【悲報】休日に仕事しまくってる人は大事な “この3つ” を失っている

忙しくて混乱しているビジネスパーソン

ビジネスパーソンとして忙しい日々を送るなか、休日に仕事をすることが定番化してはいませんか? もしもそうであれば注意が必要です。気づかぬうちに大切な3つのことを失っているかもしれません。

本当はあれがしたい、これがしたいを封じ込め、休日返上で仕事をしたうえ、何かを失うなんて割に合いませんよね。詳しく説明しましょう。

休日に仕事をするビジネスパーソンの現状

2018年の「米国時間使用調査」のデータを見ると、フルタイムの従業員の約3割が週末や休日に仕事をしていることがわかります。

日本では2019年に株式会社エアトリ(本社:東京都港区)が、20代~70代の男女1,024名を対象に「休み方」に関する調査を実施したところ、「休日や労働時間外にきちんと休めているか?」の質問に「よく休めている」と答えたのは3割以下。7割以上の人は何かしら休めていない感覚があるそうです。

休めていないと答えたビジネスパーソンが、その理由として挙げている内容には、次が含まれていました。

  • 「パソコンと携帯があればどこでも仕事ができるから」
  • 「家に仕事を持ち帰ってしまうことが多いから」
  • 「仕事のことが気になるから」

言ってみれば、これらは自分自身でコントロールが可能なこと。つまり、明らかに改善の余地ありです。

休日に家で仕事をする男性

休日に仕事をすると失ってしまう3つのこと

では、休日に仕事をすると失ってしまうこととは何か?――それは「創造性を鍛えるチャンス」「内発的動機づけ」「作業記憶能力」です。順番に説明しましょう。

1. 創造性を鍛えるチャンス

一流の研究者や思想家のみが入会を許されるというオンラインサロン「エッジ」会員のひとり、認知神経科学者のスティーブン・M・コスリン氏は、同サロンを主宰するジョン・ブロックマン氏が編集した『天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点』のなかで「制約」について述べています。

同氏によれば、人は制約の多い状況に置かれると「創造性」が向上する可能性があるそう。たとえば、大きなスーパーで「いくらでも時間をかけて、自由に食材を選んで料理していいよ」と言われるより、食材と時間に制限があるほうが脳をフル稼働して「ああしよう、こうしよう」と工夫するので、いい結果が出やすくなるとのこと。

ビジネスシーンで言えば「期限は1週間後だから休日も入れれば7日間はめいっぱい使える」と考えがちな人より、「休み前には提出できる状態にしたい。かなり厳しいけどやってみよう!」と自分自身に制約を課し、それをクリアするために工夫している人のほうが創造性を高められるということ。

つまり、「休日にやればいいや」は創造性を鍛える機会を失うのです。

クリエイティビティにあふれたデスク

2. 内発的動機づけ

内発的動機づけとは、意欲が自分の内面から湧き上がること。 自己決定感や知的好奇心などに基づく自発的な動機を指します。

ロンドン・ビジネス・スクール博士研究員のローラ M. ジョージ氏と、コーネル大学ジョンソンスクール・オブ・ビジネス助教授のケイトリン・ウーリー氏によれば、週末や休日に仕事をしていると、内発的動機づけを損ねてしまうそうです。両者が行なった研究で示されたのだとか。

休日の期待感があった日に働くと、仕事に魅力や意味を感じれらなくなるとのこと。ジョージ氏らいわく、内発的動機づけは仕事をやり遂げるための最も重要な要因。これは聞き捨てなりません。

ちなみに、「その日は仕事をする日だ」と休日をとらえ直すと、内発的動機づけを維持できるそうです。

休日に働く時間を「仕事の時間」ととらえ直し、気分を変えた女性

3. 作業記憶能力

作業記憶とは脳のワーキングメモリのこと。脳のメモ帳、脳内の作業スペースとも呼ばれています。たとえば暗算や会話といった活動が可能なのは、ワーキングメモリを使って一時的に複数の数字や直前の話を頭にとどめながら処理しているからです。

プロパズル作家の北村良子氏は、ワーキングメモリが鍛えられると脳内の作業スペースが広がって生産性が向上すると述べます。しかし、脳が疲れているとワーキングメモリ能力は低下してしまうのだとか。休まず、あるいは休んだ実感がないまま仕事ばかりしていると、肉体だけではなく脳も疲れてしまいます。しっかりと休むことは必要不可欠なのです。

ただし、それはあくまでも “いったん仕事から距離を置く” ことであり、「何も考えず何もしない。とにかく休息する」ことを指すわけではありません。北村氏によると、ワーキングメモリを回復させるにはいつもと違う行動をするといいそうです。脳のいい刺激になるとのこと。

たとえば、いつも朝はパンを食べる人が和食にしてみるのもよし、普段は観ないような映画を観るのもよし、いつもは活字ばかりの人が漫画を読んでみるのもよしです。今度の休日は「いつもはしない楽しそうなことをやってみる」日にしましょう。

休日に仕事をしても大切なことを失わないコツ

そうは言っても、仕事をしなければならないときだってありますよね。そこで、専門家の意見をふまえつつ、「休日に仕事をしても大切なことを失わないコツ」も挙げておきましょう。

  • 休日の仕事は必ず時間制限をもうけ、時間がきたらスパッとやめる
  • 今日は休日ではなく、仕事日だから仕事をするのだ、と心に決める
  • いつもとは違うランチ、服、音楽、道など「いつもと違う」を取り入れる

***
休日に仕事をすると失ってしまう大切な3つのこと、休日に仕事をしても大切なことを失わないコツを紹介しました。みなさんの休日がもっと充実しますように。

(参考)
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー|休みの日に仕事をしてはいけない。本当に。 内発的動機が損なわれる  
ダイヤモンド・オンライン|天才科学者はこう考える|制約があると創造性が上がる  
U.S. Bureau of Labor Statistics|American Time Use Survey News Release  
NEWSCAST|日本人は休み方がヘタ?45%が平日休むことに「不安を感じる」 休日にきちんと休めていない役職は「役員クラス」と「課長クラス」 “仕事の充実度”と“きちんと休めているか”には相関関係が!  
マイナビ転職|生産性の高い人材育成に効果的!ワーキングメモリを鍛えるといい理由  
コトバンク|内発的動機づけとは 

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StudyHacker編集部
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