(Location: 学び舎東京,All photos taken by: Kohay Matsu

こんにちは、STUDY HACKER編集部です。

吉田菜季さんインタビューPart.3です。長編に渡りましたが、今回で最後です。Part.3では、浪人中の生活スタイルや勉強時の工夫、メンタルの整え方、実際の成績などについてお伺いしています。

badge_Columns_100「家に帰ったら絶対やらないって決めていて。お笑いのDVDを見たりして、それがすごく楽しくて(笑)」

■一日の勉強時間はどれくらいでしたか?

予備校の授業を含めて、10時間くらいでした。

■モチベーションとか体力って続きましたか?

最後の方は減ってたかなって思います(汗)。センター試験前くらいからはちょっと減らして友達と話す時間を作ったりして、メンタル面の安定を優先しました。気楽にしておかないとダメだと思ったから。現役の時はごはんの時間を減らそうとか思っていました。あとは家に帰ってからもやらなきゃって思って

浪人の時は家に帰ったら絶対やらないって決めていて。お笑いのDVD見たりして、それがすごく楽しくて(笑)

■自分なりのストレス発散の方法があったんですね!ちなみにお笑いは誰のDVDを見ていたんですか?

インスタントジョンソンさんと東京03さんですね〜。あとは人志松本のすべらない話とかも見ていました!今でもお笑いがすごく好きなんです。

■モチベーションの維持はストレスの発散ということだったんですね。

そうですね。あとは周りも結構頑張っていたので、やる気がなくなるということはあまりなかったですね。いつも7人ぐらい固定で仲いい子たちがいて、今もたまに遊んだりするんですけど、その時はみんなで遅くまで自習室で勉強して、一緒に帰っていました。それが楽しかったのも大きいです。

でももう今日は本当にやる気にならないやって時はもう帰るって思って、お母さんにもう帰って来ちゃったーっいってだらだらしたりしてましたね。でも大体そういう日って寝る前に自己嫌悪に陥るんですよね。あれ、何で私今日帰ったんだろう…って(笑)そうするとまた次の日から頑張れます。

平日1日1時間でも、英語力大幅アップでTOEIC830に。無駄をそぎ落とした科学的トレーニング。
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badge_Columns_100後から見返して重要度がわかるようにノートを取る

■ノートの取り方など工夫した点があれば教えてください。

授業のノートは工夫して取っていました。見て書き写すだけだと頭使わずにノートを書くことになってしまうんですよ。聴きながらここが大事だなと思ったら、それはピンクにしたり、そこそこ大事だってものは青にしたりして、後から見返した時に重要度がわかるようにしていました。印を変えたりするのもありですね。色はピンクや青やオレンジを使っていました。

■他にもありますか?

先生に聞く際にあらかじめ付箋で印を付けておくんですけど、どういう疑問を思ってなぜそう思ったのか、までその付箋に書くようにしていました。聞こうと思うところも細かくメモして、たくさん質問していたので、先生には相当面倒くさい生徒に見られていたと思います(笑)

badge_Columns_100「模試の時も『この人たちと友達になるぞ!』って思ってました」

■現役の時と比べて自分の中の考え方を変えた部分ってありますか?

現役の時は周りをライバル視をしていたわけじゃないんですが、自分が受かるぞって思っていたんですね。けど、浪人してからは「みんなで受かろう」っていう意識が芽生えてきました。試験の時も、隣でカリカリ書かれると「あいつ頑張り屋だな!」って思って私も頑張らなきゃって思ったり(笑)

■擬似チームプレイのような感覚ですね!(笑)

受験本番の時も後ろの席がなつみちゃんという名前の女の子だったので「入ったら友だちになろう!」って思ったりして。自分が焦らないようにするための暗示だったんですけど、そう考えるとだいぶ楽になりました。

badge_Columns_100模試ではずっとA判定だったが、所詮模試は模試。

■成績の伸びはどうでしたか?

あまり実感は湧かなかったんですけど、問題でこういう聞かれ方したらこう答えるんだなっていう感覚が身に付いてきました。論述も、わからない時でもちょっとでもわかる風に書くっていう感覚が身に付いてきて、徐々に点数が上がってきましたね。

■模擬試験はどうでしたか?

一応浪人の頃に受けた模試ではずっとA判定でした。模試でA判定だと優秀者リストに載るんですけど、下から2, 3番目だったのが真ん中くらいに行ったのは覚えています。

badge_Columns_100頑張っている自分を認める

■そうするとやっぱり現役の頃よりメンタルは安定していたのではないでしょうか?

いえ、それでもやっぱり模試は模試で、採点官も東大の先生じゃないからって思うと不安ではありました。けれど現役の頃にメンタルが安定しなかったのが一番の失敗だったので、できたことは素直に自分を褒めようと思うことにしました。そもそも、浪人中は自分を甘やかすことにしていて、頑張った日はそれこそ「わたし今日は頑張った!」って思ってましたし(笑)そういう意味では安定していたかもしれません。

■それできるのってなかなかいないんじゃないですか……?(笑)

そうなんですよ。はたから見たらすごく頑張ってるのに、「まだできるはず」って思って自分を責めちゃう人っているじゃないですか。でも実際そういう人って本当に自分でできる最大限頑張っているんですよ。私も現役の時は「まだまだできるはずだ」「全然集中できてない」って思っていたんですけど、浪人してからは「これが自分の最大限だー!」って思って自分を認めてしまっていました。そうすると安心するんですよね。

■理想を追い求めるというか、あってほしい自分の姿と比較しては落ち込むってのはよくあることですもんね。

そういう人ってある意味向上心が高いって言えると思うんですけど、自分を認めてあげるのも大事なんですよ。「まだできるはず」とばかり思っていると自分が持たなくなっちゃうので……。

■それができるのってすごいことですよ!!

完全に暗示だったんですけどね(笑)

■暗示でも言ってしまえばそれが本当になりますから、大事だと思いますよ。そうすると浪人時代を通じて、メンタル管理はよくできていたのですね。

落ちてしまって何もできないというのはなかったですね。絶対に受からなきゃという意識は根底にありました。両親もたまに「1年間頑張るんだから、最終的にどこになってもいいよ」とは言ってくれていたんですけど、いやいやいや絶対受からなきゃ!って。一日やらない日があったりはしましたけど、次の日は取り返すぞという勢いでやっていました。

■とても真面目な性格ですね。

勉強やらないくせにやらないと自己嫌悪っていう(笑)でも周りの子も真面目でみんな頑張っていたので、刺激になりました。

badge_Columns_100実際の成績

■センター試験の成績ってどうでしたか?

センターはあんまり変わらなかったような気がします。830くらいでした。

■下がった科目とかはありましたか?

国語はちょっと下がったと思います。なんかその年、国語は難しかったんですよね。あと地理もちょっと下がったかもしれないです(汗)

■ぐっと上がった科目とかはありましたか?

数学は現役よりちょっと上がった気がします。数学は現役の時のほうが難しかったので。

■2次試験はどうでしたか?

私、点数開示していなくて……。何点だろうが、私は受かったからいいやって思ってたら、実は周りは皆開示していて。えっ見てないの!?ってなってちょっとまれな人になっていたんですよ(笑)じゃあもうこれを貫こうと思って(笑)何点だったんでしょうね…。

■感触はどんな感じだったのですか?

感触としては何となく受かるんじゃないかなって思いました。国語は自分的に納得の行く解答ができたし、数学はあまりそんなことはなかったですが、実はどうも周りがめちゃめちゃできなかったそうで。英語も苦手だったけど、自分としてはまぁまぁの解答が書けて。落ちてるかもしれないけど、受かってるかもしれないって。

■数学はどれくらいできましたか?

書ききったのは2問で、あとの2問は途中までしかいかなくて。。

■ちなみに私大は受けましたか?

慶應の経済、法と早稲田の政経でした。早稲田の文学部はセンター利用で受験しました。一応全部合格を頂きました。

badge_Columns_100基礎をおろそかにしない、同じものを繰り返し解く

■ありがとうございました。長編に及んだインタビューもこれで最後になります。最後に、受験生時代全体を通じて大事だと感じたことを教えて下さい。

基礎をおろそかにしない、そして常に基礎を意識すること。応用問題を解いていても、基礎内容のどの項目が使われているのかを意識すること、そしていろいろと手を出すよりも同じものを繰り返し解くこと。ですね。

■ありがとうございました!

ありがとうございました!

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いかがでしたでしょうか。今回は長編にわたって吉田菜季さんに受験生時代のことをインタビューさせて頂きました。特に東大受験生の方には参考になったのではないかと思います。次回企画も準備中ですので、ぜひご期待ください。今後とも引き続きSTUDY HACKERを宜しくお願い致します。